TOMODACHI J&J 災害看護研修プログラム
本プログラムは、次世代を担う看護学生が約半年にわたる研修を通して、自身の体験や教訓を生かし、災害や有事に対応する技能と知識を身に着け、将来災害看護分野を牽引するリーダーとして、学びを各地で広め、還元していくことで、日本の災害看護全体の基盤強化に貢献することを目指します。
主に①事前研修、②米国研修、③事後研修の3部構成となっています。事前研修は、6月と7月に宮城で開催、8月には2週間にわたる米国研修を実施し、ニューヨークとワシントンD.C.における災害医療や看護を専門とする施設や団体を訪問。更に帰国後となる9月以降、米国で学んだ最先端の災害医療や看護の現状や取り組みを基に、それぞれが活動を行い、12月には最終報告会を開催します。
TOMODACHI J&J 災害看護研修プログラム2024
1. オリエンテーション・事前研修(6月)
2024年度TOMODACHI J&J 災害看護研修プログラムは、9期生となる10名の学生と、2名のメンターが選出され、プログラムが始動しました。参加者は東北、関東、関西、沖縄と全国にわたり、学年や経験も異なる多様性にあふれたメンバーとなりました。
本プログラムは、事前研修、米国研修、事後研修・最終報告会の3部構成です。
詳細>>
2. TOMODACHI J&J 災害看護研修プログラム2024、米国研修を実施(10月)
2024年8月5日から16日に「TOMODACHI J&J 災害看護研修プログラム2024」の米国研修が実施され、日本全国の10名の看護学生が、ニューヨーク市、ニュージャージー州、ワシントンD.C.を訪問しました。参加者は6月から4度の事前研修で、災害看護についての基礎知識、リーダーシップ、東日本大震災などについて学び、渡米研修に挑みました。
渡米研修では、ハリケーン・サンディーなどの自然災害だけでなく、同時多発テロ事件など人為災害などにおける看護師の役割など、多角的に学びました。参加者の小川舞桜氏は、「医療従事者も地域に住む方も、1人でも多くの人の命を救いたいという気持ちは同じであること、そして看護において対象理解が求められているという看護の基盤は、国を超えても同じであることを知りました。そのため、わたしはどこにいてもどのような立場でいても、目の前の苦しんでいる人を救いたい、という気持ちを大切にしたいと思いました」と語りました。
詳細>>
TOMODACHI J&J 災害看護研修プログラム2023
- 2023年プログラムのプレスリリースはこちら
- 2023年プログラム参加者一覧はこちら
- 2023年プログラム参加者のブログはこちら
- 2023年TOMODACHI J&J 災害看護研修プログラムパンフレットはこちら
1. オリエンテーション・事前研修(5月−7月)
2023年度TOMODACHI J&J 災害看護研修プログラム10名の8期生の学生と、2名のメンターが多くの応募者から選ばれ決定しました。参加者は東北、関東、関西、四国と全国に渡り、学年や経験も異なる、多様性にあふれたメンバーとなりました。詳細>>
2. 米国研修(8月)
2023年8月5日から18日まで、2019年以来4年ぶりとなるTOMODACHI J&J 災害看護研修プログラム2023の米国研修が実施され、10名の看護学生が、ニューヨーク市、ニュージャージー州、ワシントンD.C.を訪問しました。研修の前半は、ニューヨークを訪問し2001年に起きた同時多発テロ跡地にある博物館で、当時何が起こっていたかを物語る記録物や遺品を実際に目で見たりすることで、人的災害の恐ろしさや被害の大きさを学びました。ニューヨーク大学メディカルセンターでは、コロナ禍でどのような対応がされていたのか、またその経験からどの様な学びがあったのかなどを、病院内の様々な部署から講師をお招きしてご講義頂きました。詳細>>
3. 事後研修(9月)・プロジェクトイベント(10月)
2023年9月23日と24日に兵庫県で事後研修が、10月21日に東京でプロジェクトイベントが行われました。事後研修では、人と防災未来センターを訪問し、阪神淡路大震災について様々な展示物や映像を通して、当時の様子や震災を経て街が取り組んでいる防災の知恵や活動について学ぶなどさまざまな活動を行いました。
プロジェクトイベントでは、学生のチームごとによる発表に加え、2021年プログラム参加生の根岸氏が立ち上げた日本災害看護学会学生会による防災ゲーム、米国研修で訪問した米国ニュージャージー州にあるラトガーズ看護大学のマーガレット・クイン氏によるビデオ講演、3.11メモリアルネットワークとピースウィンズ・ジャパンによる対談を行いました。詳細>>
4. 最終報告会(12月)
2023年12月10日に「TOMODACHI J&J 災害看護研修プログラム」の最終報告会がオンラインで行われました。参加者の石津舞桜氏は、「
TOMODACHI J&J 災害看護研修プログラム2022
- 2022年プログラムのプレスリリースはこちら
- 2022年プログラム参加者一覧はこちら
- 2022年プログラム参加者のブログはこちら
- 2022 TOMODACHI J&J 災害看護研修プログラムパンフレットはこちら
1. 事前研修(6月−7月)
2022年6月18-19日に事前研修1が仙台で行われ、10名の全国から選出された看護学生が参加しました。2022年7月16-17日には、東京で事前研修2を行いました。Basic Ph Japanの岡田太陽氏による支援者の心理的回復を助ける手法を学ぶワークショップ、日本医科大学多摩永山病院、救命救急センターの久野将宗氏によるトリアージ講義など、グループワークや、被災者と支援者をロールプレイ演習が含まれた実践的な研修で、座学で学んだ事を実演することにより、その難しさを体験すると同時に、学びを深化することができました。詳細>>
2. 米国研修(8月)
2022年8月8日から18日の9日間にかけて行われた米国研修は、新型コロナウイルスの影響により、2021年に引き続き、オンラインでの開催となりましたが、災害看護、地域看護、メンタルヘルス等の各分野で米国の医療従事者がどのような役割を担い、対応して来たかを学びました。多岐にわたるトピックについて、数多くの専門家の講義を受けたのに加え、本年度の研修では参加型アプリを使って、デジタルマネキンに災害時の初期対応を施すアクティビティや、実際に起きた災害をシナリオとして、トリアージ演習を行ったり、事前学習として配布された資料についてグループディスカッションをしたりする時間などが設けられ、オンラインという環境でも研修生が積極的に参加できる構成になっていました。詳細>>
3. 最終報告会(12月)
2022年12月11日に最終報告会がオンラインで行われました。米日カウンシル事務局長の津田順子氏による挨拶で開始し、プログラムに参加した学生の代表を務めた、稲吉光里氏、佐藤陽羽氏、久松遥氏が、学年やバックグラウンド、将来の目標も違う学生たちが集まり、6か月間のプログラムで学んだ事を発表しました。詳細>>
TOMODACHI J&J 災害看護研修プログラム2021
本プログラムは、事前研修・米国研修・事後研修の3部構成です。本年度のプログラムは、新型コロナウイルスの影響を受け2021年10月より全行程オンラインで開催しました。参加者は6日間の事前研修を経て、2022年2月14日~25日の9日間、オンライン米国研修に参加しました。2022年3月27日には最終報告会がオンラインで開催され、本プログラム参加者である看護を学ぶ学生8名他、関係者を含め約60名が参加し、6か月のプログラムの幕を閉じました。詳細>>
TOMODACHI J&J 災害看護研修プログラム2020
米国看護師とアラムナイがオンラインで交流
2020年11月18日に「TOMODACHI J&J 災害看護研修プログラム」のオンライン・セッションが開催され、本プログラムのアラムナイと関係者を含む計16名が参加しました。本イベントには、プログラムの米国研修の実施運営団体チルドレンズ・ナショナル・ヘルス・システムで働く3名の看護師も参加し、新型コロナウイルス感染症の影響のもとで、日米の医療がおかれている状況について活発な共有が行われました。詳細>>
初の同窓会をオンラインで開催
2020年8月23日に「TOMODACHI J&J 災害看護研修プログラム」のアラムナイ・オンライン同窓会が開催され、本プログラム1期生から5期生のアラムナイを含む、総勢15名が参加しました。本同窓会は、オンラインで開催されたことにより、これまで交流が難しかった、プログラム参加年の異なるアラムナイ同士の交流を可能にしました。本会では、アラムナイ同士の近況報告のほか、プログラムへの参加経験をふまえた現在や未来に関する情報や意見交換をグループに分かれて行いました。詳細>>
TOMODACHI J&J 災害看護研修プログラム2019
1. 事前研修(6月−7月)
TOMODACHI J&J 災害看護研修プログラムの事前研修が2018年6月8日(土)・9日(日)と7月6日(土)・7日(日)の2回にわたり東北大学の災害科学国際研究所にて開催されました。本年度は参加対象を日本全国の看護学生および院生までに拡大しました。その結果、専門学校から大学院まで、また東北圏だけではなく関東圏を含む多彩な8名の学生が第5期の参加者として選出されました。
・第1回事前研修(6/8、6/9)について 詳細>>
・第2回事前研修(7/6、7/7)について 詳細>>
2. 米国研修(8月)
2019年8月4日から16日まで、TOMODACHI J&J 災害看護研修プログラム2019の米国研修が実施され、8名の看護学生が、ニューヨーク市、ニュージャージー州、ワシントンD.C.を訪問し、米国における医療体制と看護の概要、そして災害時における看護師の役割を学びました。研修の前半は、2001年に起きた同時多発テロや、2012年に発生したハリケーン・サンディの被災地を視察し、当時実際に現場を経験された方々から、貴重なお話を伺いました。詳細>>
3. 事後研修(9月−12月)
米国研修帰国からおよそ1ヶ月後、2019年9月21日と22日の2日にわたり、「TOMODACHI J&J 災害看護研修プログラム」の事後研修が、仙台市にある東北大学 災害科学国際研究所にて実施されました。今回の研修では、アクティビティ企画の練り直しと最終報告会へ向けた準備の二点を焦点とし、ディスカッションやワークショップを行いました。詳細>>
2019年12月1日に仙台にて、「TOMODACHI J&J 災害看護研修プログラム」の最終報告会が開催されました。本年度は参加者を代表し、3名の学生がプログラムの概要と個人の学びを発表しました。 JJ_IMG_1827_02横浜市立大学大学院の長尾晏寿美氏より、本プログラムの一連の流れを振り返りながら各研修の内容説明、さらに5期生全員それぞれの学びや思いを各所に交えながら発表が行われました。詳細>>
TOMODACHI J&J 災害看護研修プログラム2018
1. 事前研修(6月−7月)
TOMODACHI J&J 災害看護研修プログラムの事前研修が2018年6月9日(土)・10日(日)と7月21日(土)・22日(日)の2回にわたり宮城県仙台市で開催されました。本研修には、選考を経て選出された、東北出身または現在東北に在住の7名の看護学生が参加しました。事前研修の目的は、8月の米国研修前に、参加者および関係者が集結し、目的意識・学習意識の向上を図る事です。第1回目のセミナーは、参加者がプログラムの全体概要や各種課題を学んだほか、各自が本プログラムへの参加を通して何を得たいか、または達成したいのかを明確にしました。詳細>>
2. 米国研修(8月)
2018年8月5日から16日まで、TOMODACHI J&J 災害看護研修プログラム2018の米国研修が実施され、7名の東北出身または在住の看護学生が、ニューヨーク市、ニュージャージー州、ワシントンD.C.を訪問しました。3都市を巡り、米国における医療体制と看護の概要、そして災害時や非常時における医療の役割、または看護師としての役割を学びました。また、これまでに米国で起きた災害の被災地を訪れ、当時の様子から現在に至るまでの多くの苦悩や復興の軌跡を肌で感じることが出来ました。詳細>>
3. 事後研修(9月−12月)
2018年9月22日(土)と23日(日)の2日にわたり、仙台市にある東北大学 災害科学国際研究所にて「TOMODACHI J&J 災害看護研修プログラム」の4期生の事後研修が実施されました。本研修は「コミュニティへの学びの還元」というテーマのもと、8月に実施された米国研修を受け、各自が企画しているアクティビティーの内容の共有と再検討することを目的として行われました。詳細>>
2018年12月2日に「TOMODACHI J&J 災害看護研修プログラム」の4期生の事後報告会が仙台にて開催されました。本年度は参加学生らの所属校だけでなく、東北地方の様々な学校関係者、学生、そして協賛企業であるジョンソン・エンド・ジョンソン日本法人グループからも多くの社員が参加しました。本報告会で4期生らは、7ヶ月間のプログラム全体を通して自分が学んだこと、一番伝えたいことをテーマに発表しました。詳細>>
TOMODACHI J&J 災害看護研修プログラム2017
1. 事前研修(6月−7月)
2017年6月24から25日、および7月8から9日に、「TOMODACHI J&J 災害看護研修プログラム」の事前研修が宮城県仙台市で開催され、岩手・宮城・福島の3県出身の9名の看護学生が参加しました。今年3年目を迎える本プログラムは、事前研修、米国研修、事後研修および最終報告会で構成される約7ヵ月間にわたるプログラムです。今回実施された事前研修は、8月の米国研修参加へ向けた準備の一環として計4日間実施されました。事前研修では東日本大震災を振り返り、理解を深めた他、災害医療の専門家(米国からの看護師を含む)を招聘し、災害医療分野における経験の共有・知識向上を図りました。詳細>>
2. 米国研修(8月)
「TOMODACHI J&J 災害看護研修プログラム2017」に参加する東北出身の看護学生が、2017年8月5日から20日までのおよそ2週間に渡り、米国での研修に臨みました。米国では、ニュージャージー州ラトガーズ大学より2名の看護学生も加わり、ニューヨークから始まり、ニュージャージー、ワシントンD.C.の3地域を訪問し、災害医療・看護だけでなく、アメリカにおける医療体制や、現地での生活に準じた医療やケアなどについて多くの学びを得ることができました。更に、日本ではあまり直面することのない、多言語・多民族国家という米国社会の現実を様々な場面で痛感し、これから先自分たちは医療従事者としてだけでなく、まず一人の人間として相手の文化や背景、考え方を理解し、尊重することのできる、グローバルな視点を持ったリーダーシップの重要さを強く感じることができました。詳細>>
3. 事後研修(9月−12月)
9月23日(土)と24日(日)の2日間にわたり、TOMODACHI J&J 災害看護研修プログラムの事後研修が仙台で開催されました。今回の研修は、8月に実施された米国研修を受け、各自が企画しているアクティビティの内容の共有と再検討し、また12月に予定されている最終報告会へ向けた準備を目的として企画されました。詳細>>
12月3日(日)に「TOMODACHI J&J 災害看護研修プログラム」の事後報告会がTKPガーデンシティ仙台勾当台にて開催されました。前日の2日(土)より参加者とメンター、スタッフの全員が現地に入り、ほぼ1日をかけて本番へ向けての最終準備と練習を行いました。9月の事後研修からおよそ2ヶ月、学生たちは各々で企画したアクティビティを試行錯誤の上に実施し、自分の想いを形にすることの難しさを学びました。詳細>>
TOMODACHI J&J 災害看護研修プログラム2016
1. 事前研修(6月−7月)
今年2年目を迎える、TOMODACHI J&J 災害看護研修プログラムの事前研修が仙台(6月25-26日)、東京(7月9-10日)で開催され、岩手・宮城・福島の3県12名の看護学生が参加しました。
8月の2週間米国研修参加へ向けて、現地でより深い学びを得ることを目的に、災害医療・看護の概要理解や東北地域の現状・ニーズを把握するための事前学習の機会となりました。詳細>>
2. 米国研修(8月)
今年は、ニュージャージー州のラトガース大学の看護学部生2名が、プログラムの全行程に同行し、看護という共通言語をもって、看護学生同士、言語や文化の違いを超えた有意義なコミュニケーションを図り、短・中・長期的な目標などについて語り合い、友好を深めました。詳細>>
3. 事後研修(9月〜11月)
9月17日(土): 仙台事後研修(パート1)
11月5日(土): 仙台事後研修(パート2)
11月27日(日):仙台事後報告会
2016年11月27日、TOMODACHI J&J 災害看護研修プログラムの事後報告会が東北大学災害研究所にて開催され、12名の学生参加者が本プログラム全体を通した学びや気付き、そして将来への展望を発表しました。事後報告会会場には参加学生の家族や友人だけでなく、昨年度の参加者およびプログラムの支援・協力を頂いた関係者も参加しました。詳細>>
TOMODACHI J&J 災害看護研修プログラム2015
米国研修事前研修
TOMODACHI J&J 災害看護研修プログラムの一環として2015年6月10日から1
TOMODACHI J&J 災害看護研修プログラムは、東北の災害医療を専攻する看護師の能力育成を図るプログラムです。一年目は宮城県から選ばれた看護学生を対象とし、二年目以降については、宮城県以外の東北地域の看護学生も対象となる予定です。
東京セミナー
6月11日にアメリカンセンターJAPANにてTOMODACHI J&J 災害看護研修プログラムの一環としてアメリカ大使館スピーカープログラムが開催されました。講師としてはテナー・グットウィン・ヴィネマ (Dr. Tener Goodwin Veenema)、 クリスタ・D・ケイトー (Krista D. Cato)とサラ・バーチ (Sarah Birch)を招き、参加者たちは災害看護について学びました。
仙台セミナー
米国研修
TOMODACHIJ&J 災害看護研修プログラムに参加する宮城県の看護学校に通う看護学生8名とメンター2名が、2015年8月10日-24日に米国のニューヨークとワシントンD.C.を訪問し、災害看護を専門とする施設や団体を訪問しました。災害看護の具体的な内容として、災害医療、地域医療、家庭医療、妊婦看護、そして精神医療に重点を置きました。
TOMODACHI J&J 災害看護研修プログラム報告会
宮城県の8名の看護学生たちが、2015年8月10日-24日にニューヨークとワシントンDCでの米国研修に参加し、米国内の様々な災害のその対応について学習すると共に、災害看護のリーダーや、実際に災害対応にあたった経験を持つ専門家から直接お話を聞きました。将来看護師を目指す彼女たちが、研修を通じて学んだ事を仙台、東京、そして高知の看護学生に発表しました。詳細>>