プログラム参加者・TOMODACHIアラムナイに聞いてみました!:中渡千晶氏
中渡千晶氏は、2024年度TOMODACHI 日本アムウェイ財団 東北ミライリーダー・プログラムのアラムナイです。現在、岩手県立大船渡高等学校の3年生で、生徒会長を務めています。制服の改定や意見箱の設置、生徒の声を反映するための購買部の設置に向けた活動など、さまざまな取り組みをリードしています。部活動では、男子ソフトテニス部のマネージャー、JRC(青少年赤十字)同好会の会長、報道部の部員としても活躍しており、報道部では昨年度、全国大会に出場しました。
また、昨年度末に発生した大船渡市の林野火災をきっかけに、大船渡高校の有志生徒によるボランティアグループを立ち上げ、その代表も務めています。このグループは現在も、市民活動センター、青年会議所、社会福祉協議会と連携しながら、生徒へボランティア情報の発信と活動支援を続けています。現在のメンバーは176名にのぼります。今後は、ボランティアグループとして、盛岡市で開催される音楽フェスティバル「FIGHT BACK」にて、ブース出店を予定しています。
TOMODACHIプログラムに参加したいと思ったきっかけについて教えてください。
私がTOMODACHIプログラムに参加しようと思ったきっかけは、何か自分の将来に役立てたいなっていうのがまずやってみようかなと思ったきっかけでした。私の将来的な目標っていうのが陸前高田市で地域創生をしたいと考えていたので、それに役立てたいなと思ったのがきっかけです。
TOMODACHIプログラムによって経験した個人的な変化で、最も驚いたことは何ですか。
プログラムに参加してからは、ちょっと自分の意見はっきり言ってみようという変化が起きました。そのおかげで自分の言ったことが実際に生徒会の活動になったりだとか、そういうのが増えて、それが一番驚きました。
生徒会長になって、TOMODACHIプログラムに参加しことが、ご自身のリーダーシップに対する認識を変えるきっかけになったと思いますが。
かなり変わりました。私は、もともとリーダーっていうのは何かしら組織とかチームを引っ張っていく存在だと思っていたんですけど、ただ参加してみて、チームのファシリテーター伴奏者だったりとか、あと縁の下の力持ちとしてのチーム内でいなくてはならない支える存在として活動するというか、動くのもリーダーとしての役割なんだなっていうのを知って生徒会長になって自分がグイグイ引っ張っていこうと思ってたんですけど、周りをうまく頼りながらその中で幅広く活動をしていけてるので結構変わりました。
今まで生徒会長としておこなった活動を教えてください。また、これからしたいことは何ですか。
私が今まで生徒会長としてやってきたことで、大きなものが制服を変えることと、意見箱の制度を取り入れることと、そして学校の行事運営です。これからしたいことが、すこし地域と連携した取り組みをしたいなと思っていて、ただ、生徒会長としての任期が夏休み8月ぐらいでもう終わってしまいます。話題は変わりますけど、その地域と連携する取り組みをしたいと思うきっかえとなったのが良くも悪くも2月です。この前の2月後半にあった大船都市での林夜火災、大港で山が燃えてしまいました。
将来の目標や抱負はありますか?
私の将来の目標は陸前高田市で起業することです。起業して人の居場所を作りたいなと考えています。具体的には、食堂と小さい農園を作りたいです。
農業の活性化だったりとか、あと、食堂っていうもの自体が地元の飲食店の人たちに協力してもらって、比較的安い値段で商品を提供するみたいなのをイメージしていて、子ども食堂とか、あと働いてる人たちの助けになるようなものになればいいなと思っています。
プログラムの経験から、何を得たり学んだりしましたか?
TOMODACHIプログラムの中で事前研修でつながった大人の方だったりとか、アメリカに行ってつながった人だったりとか、結構プログラムを通してつながった方もたくさんいるんですけど、今でも生徒会活動でお世話になったりだとか、あと自分の個人的なイベントでお世話になったりだとか、そういう人もいるので、人のつながりというか、そういうコミュニティって大事なんだなっていうのをかなり学びました。
千晶さんにとって、TOMODACHIはどのような存在ですか?
人生の分岐点っていうか、大事なポイントです。自信と勇気と確かな経験を与えてくれた人生になくてはいけないような存在かなと思っています。
将来TOMODACHIプログラムに参加したいと思っている高校生にメッセージを送るとしたら、どんなメッセージを伝えたいですか?
やるかやらないかで迷ってるんだったらやっておいた方がよくって、将来的に絶対に使える経験だと思うので、参加しようと思うしっかりした気持ちがあるなら全力でやってほしいし、そういう機会があまりないと思うので、できる限り本気でもちろん楽しむっていうのもいいんですけど、行ったからには本気でやってほしいなって思います。
英語が苦手でも今の時代は翻訳機があるので。そこはあんまり心配しなくていいよっていうのと、私が私結構翻訳機とかも使いながら話しかけに行ってたんですけど、そういう少しのやってみようっていう気持ちで結構相手の対応は変わってくるので、挑戦が大事だなっていうことを伝えたいです。
自分の糧にできるものだと思うので、ぜひ参加してほしいなと思います。私自身は結構影響を受けて将来やりたいこととかもいろいろ変わったぐらい、すごく大事な本当に大事なイベントだったかなと思います。
多分これからもいろんな高校生が参加したいと思うと思うので、怖がらないでいいよって追加でちょっと伝えたいなって思いました。
このアラムナイ・ハイライトインタビューは、2025年6月21日にクイン・カリーナが行ったものです。彼女は現在TOMODACHI アラムナイ・プログラムのインターンです。