TOMODACHI アムウェイ財団 東北ミライリーダー・プログラム2025:米国研修が気仙沼の新たなビジョンを拓く
2025年3月25日から4月3日にかけて、宮城県気仙沼市の高校生15名がTOMODACHI アムウェイ財団 東北ミライリーダー・プログラム2025の一環として、米国研修に参加しました。
この7か月にわたるリーダーシップ育成プログラムは、東北の地域の魅力を再発見し、発信することを目的としており、日本アムウェイ財団が取り組む『東北復興支援プロジェクトRemember HOPE』の一環として実施されています。
ニューヨークとワシントンD. C.での10日間の米国研修では、参加者たちは自分たちの大切なまちの魅力を再発見し、活性化の可能性について、観光とホスピタリティの視点から学びを深めました。バージニア州のサウスカウンティ高校では現地の高校生との交流を深め、現地の家庭にホームステイすることでアメリカ文化に触れる機会もありました。
参加者たちは、ニューヨークでは911メモリアルミュージアム、ビリオンオイスタープロジェクト、ハイライン、RISE(ロッカウェイ・イニシアティブ・フォー・サステナビリティ&エクイティ)などを、ワシントンD.C.ではDCセントラルキッチン、デスティネーションDC、在アメリカ合衆国日本国大使館、グローバライズDC、ラーンサーブ・インターナショナル、ワーズ・ビーツ&ライフなどの団体を訪問し、さまざまな体験を通じて大きな学びを得ました。
また、滞在中には、パネルディスカッションやレセプションを通じて、米日カウンシルのリーダーやメンバーと交流する機会もありました。
参加者である三浦彩佳氏は米国研修を通して学べたことについて以下のように述べています。「どこの団体を訪れてみても、社会が抱える課題を解決したい、自分たちの手で変えていきたいという思いを持ってそれを実際に形にしているのがすごいことだと感じたので、自分自身も今後の生活の中で強い思いを持って行動していくことが大切だと思いました。また周囲の目にとらわれない気持ちを持つことが大切だということです。今までは、何をするにも周囲の目を気にして、変に思われないようにしようと努力していました。ですが、アメリカでみんながありのままで生活をし、お互いがそれを認め合っている姿を体感して、素晴らしい事だと感じ、自分もそのようなマインドで生活できるようにしたいと思いました。視野を広く持つことが大切だということです。一見関係なさそうに見えるようなことでも、アイディアを組み合わせることでアクティブな考えが生まれることを感じたので、事後研修でも生かしたいと思います。」
日本へ帰国した参加者たちは、米国研修での学びを活かして、気仙沼市の地域活性化を図るための最終プロジェクトに共同で取り組みます。最終発表会は「気仙沼アムウェイハウス拓(ヒラケル)」にて2025年7月に予定されています。