TOMODACHI Toshizo Watanabe Leadership Program:リーダーシップを学び異文化理解を深める米国研修を南カリフォルニアで体験
TOMODACHI Toshizo Watanabe Leadership Program 2024が、8月、カリフォルニア州ロサンゼルスで行われました。今年の参加者である20名の日本の高校生たちは、この地域の多様な文化と豊かな歴史を感じながら、11日間を過ごしました。様々な訪問先、有意義な議論や実践的な体験を通じて、生徒たちはリーダーシップに関する新しい視点を育み、日本と米国の緊密な関係について、理解を深めることができました。
初日には、ロサンゼルスの日本国総領事公邸を表敬訪問し、曽根総領事やスタッフの方々に会い、リーダーシップについて有意義な対話の時間となりました。さらに、このプログラムでは、米日カウンシル(USJC)のメンバーやリーダーを招いて、アドバイスに溢れたパネルディスカッションを聴く機会もありました。プログラム期間中は、地元の高校、カリフォルニア工科大学、ジャパン・ハウス、全米日系人博物館、ミュージアム・オブ・トレランス、オレンジ郡セカンド・ハーベスト・フードバンク、テラサキ研究所、カリフォルニア大学ロサンゼルス校など、参加者たちは様々な団体や機関を訪れました。これらの訪問先を通し、参加者たちは歴史や科学、文化交流の視点を通してリーダーシップと将来の進路や可能性について多角的に考えることができました。最終日には、祝賀レセプションが開催され、ロサンゼルス日本国総領事館の石井 彩領事と、米日カウンシル会長 兼 CEOであるオードリー・ヤマモト氏も出席しました。
また、このプログラムのハイライトの1つは、ホームステイ体験でした。学生たちはアメリカ人の家庭に迎えられ、アメリカの日常生活を直接体験しました。ホストファミリーとのつながりにより、学生はアメリカ文化を体験し、異文化間の深い理解を育むことができました。
参加者である小園愛凛氏は、自分の経験を振り返り、「困難な状況でも自分の考えを表現し、自分のために立ち上がることの大切さを学びました。リーダーシップとは、それぞれの長所を認識して、皆が持っている資質を効果的に活用しながら他の人を導き、社会に貢献することなのだと思います。」と述べました。
もう一人の参加者である中村颯斗氏は、次のように述べました。「テラサキ研究所での講義とディスカッションは、私自身の興味を大きく広げ、将来どんなことに取り組んでいくべきかについて考える時間となりました。アメリカを訪れ、この国の良い面と課題の両方について学び、日本独自の強みと価値観も再発見することができました。 TOMODACHI Toshizo Watanabe Leadership Programは、私たち参加者が視野を広げ、将来のリーダーとして成長するためのよい機会になったと思います」。
帰国後、参加者はそれぞれの高校でプログラムでの経験を披露するとともに、プログラムで学んだことを活かして、日本とアメリカの架け橋となるリーダーとして活躍することが期待されます。