「TOMODACHI日本アムウェイ財団東北ミライリーダー・プログラム」2025が開幕
東北の次世代リーダー育成を目指す「TOMODACHI日本アムウェイ財団東北ミライリーダー・プログラム2025」が、宮城県気仙沼市でスタートしました。気仙沼市の高校生1、2年生16名が選抜され、約7ヶ月間にわたる充実したプログラムに参加します。このプログラムは、事前研修、渡米研修、事後研修、発表会で構成され、地域の魅力を再発見し、観光を通じた活性化策を高校生たちが主体的に考えることを目的としています。2019年に始まったこのプログラムは、今年で第3回目を迎えます。未来の気仙沼を担う高校生たちが、どのようなアイデアを生み出してくれるのか、期待が高まります。
プログラムの初めに行われる事前研修は全4回にわたって実施されます。参加者は「デザイン思考」の手法を用いて、気仙沼市の社会課題を深く掘り下げ、地域活性化につながるアイデアの創出に取り組みます。2025年1月13日に行われた第1回事前研修では気仙沼市産業部観光課から、2月2日の第2回事前研修では気仙沼商工会議所からゲストスピーカーを招き、行政と民間のそれぞれの視点から気仙沼市の現状や課題について学びました。
参加者の星平良氏は「ゲストスピーカーの方から”新しいチャレンジの連鎖”という言葉を聞き、昔からの強みである水産業と新たな観光業を組み合わせることが、将来の気仙沼には不可欠だと感じました。」と語りました。
2月9日の第3回事前研修では、フィールドワークを実施。舞根森里海研究所、気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館、一般社団法人宮城県北部鰹鮪漁業組合を訪問し、自然、震災、水産業という3つの視点から気仙沼の現状を肌で感じ、地域の魅力や課題解決のヒントを探りました。この研修の様子は地元紙、三陸新報でも紹介されました。3月9日には第4回事前研修と壮行会が行われ、参加者たちは3月25日から約2週間の渡米研修に臨みます。事前研修、渡米研修で得た経験が、今後の活動にどのように活かされるのか注目です。