アメリカ大使館主催「2019 ALLI Indo-Pacific Summit」にTOMODACHIアラムナイが多数参加
2019年12月13日から14日にかけて、2019 ALLI Indo-Pacific Summitが東京にて開催 され、インド・太平洋地域の16か国から43名の代表が集結しました。 出席者は、米国務省出資プログラムのアラムナイであり、開催国の日本からは様々なTOMODACHIプログラムに参加した10名のアラムナイが出席しました。
2日間に渡るプログラムでは、各国が直面している共通の課題について共同研究し、新たなスキルの学びの場となりました。ニコラス・ヒル在日米国大使館 首席公使代理の開会の辞からサミットは始まり、続いてウォルター・ダグラス国務副次官補による「インド・太平洋地域のアイデンティティに対する米国のビジョン」と題した基調講演を行われました。さらに、独立行政法人国際協力機構の武藤めぐみ地球環境部長からは、同氏自身の経験を振り返りながら人生を通して「多くの点を作り」、数年をかけてそれらを繋げることが学びになると激励の言葉を頂きました。
参加者らはケーススタディを学んだ後、地域に関する様々な課題を学ぶためにディスカッショングループに分かれました。その後、米日カウンシルのアジア系アメリカ人リーダー訪日プログラムより米国下院議員6名が登壇し、地方議会におけるアジア系アメリカ人としての経験や立候補しようと思った理由、何を成し遂げたいかなどを述べました。
夜には駐日米国臨時代理大使公邸でネットワーキング・レセプションが行われました。このイベントに北海道から参加したTOMODACHI住友商事奨学金プログラムのアラムナイである関康典氏は、様々な若手社会人と出会うことができ将来のキャリアについて刺激を受けたこと、さらに就職活動を行っている学生として、多様な業界で働く参加者らと意見交換を行うことができ、幅広い視点で進路の選択肢を考えることができたと述べました。
最終日の2日目には、全ての参加者がこれまでのワークショップやディスカッションから学んだことを活かしてグループ・プレゼンテーションが行われ、グループごとにテーマを選び、問題点をを説明し、アクションプランを発表しました。
TOMODACHI大和ハウス学生リーダーシップ会議のアラムナイであるクラリース・クロス氏は、インド・太平洋地域からの若者と議論することは初めてで、日米以外の幅広い地域の課題にも視点を広げることができたこと、また災害対策に関心があり、プログラムを通して災害の起こる地域に居住している参加者からケーススタディを聞くことができたと述べました。
サミットにおけるプログラムの立案者でもあるキャロリン・グラスマン在日米国大使館 広報・文化交流担当公使から、よりよい世界を築くために一緒にがんばっていきましょうという激励の言葉をもってこの会は閉幕となりました。