TOMODACHIアラムナイがJAXAの宇宙飛行士若田光一氏を迎えた「米日カウンシル主催第18回ビジネス・アドバイザリー・ボードミーティング」に参加
2019年9月11日に「第18回ビジネス・アドバイザリー・ボードミーティング(BAB)」が東京で開催されTOMODACHIアラムナイ(プログラム経験者)4名を含む50名以上が出席しました。 基調講演には、JAXA宇宙航空研究開発機構理事、および日本人宇宙飛行士として宇宙滞在最長記録を持つ若田光一氏をお迎えしました。
若田氏は基調講演の中で、JAXAでのトレーニングについて具体的に説明され、特に重要視していることのひとつにチームワークを挙げました。国際宇宙ステーション(ISS)という狭く閉鎖的な空間、そして長期間の宇宙飛行による極度の緊張感やストレスの中、チームワークはミッションの成功を決定づける重要なものであると述べました。また、若田氏は、宇宙旅行よりも先んじて近い将来実現されるであろう、地球低軌道(LEO)を活用して民間団体が行うマーケティングおよび科学研究のための宇宙調査を行う商用アプリケーションの開発に取り組んでいることを述べました。
若田氏は講演後にTOMODACHIアラムナイの質疑に応じてくださりました。
「Building the TOMODACHI Generation: Morgan Stanley Ambassadors Program」および「TOMODACHI 住友商事奨学金プログラム」の参加者だった大和田 愛乃氏は、商業や経済の見地において、若田氏自身の経験はどのように影響しているかと尋ねました。若田氏は、(宇宙から)地球の夜景を見たとき、第一世界はとても明るく照らされていますが、第三世界は暗闇の中にあるためその光景には説得力があり、開発途上で社会的・経済的に恵まれていない国に対する援助の重要性を一番教えられますと、説明くださいました。
「TOMODACHI 東芝科学技術リーダーシップ・アカデミー」の参加者だった柴田 尭彦氏は、「若田氏の講演を聴けたことは一生の宝物です。志の高い宇宙飛行士である若田氏は、人生のお手本であり、実際にお話をする機会が持てたことにとても感謝しています」と述べました。
若田氏の印象的な講演に加え、TOMODACHIアラムナイや参加者は、日米両国において豊富な経験を持つビジネスリーダーの方々とネットワーキングする機会を持つことができました。日米関係の次世代リーダーとしてTOMODACHIアラムナイが参加するのは今回で8回目となりました。