TOMODACHI住友商事奨学金プログラム 春期リーダーシッププログラムをニューヨーク市、ワシントンD.C.で実施、奨学生が多様なリーダーシップスタイルを学ぶ
3月25日から30日にかけて、TOMODACHI住友商事奨学金プログラムの奨学生5名が米州住友商事会社主催の春期リーダーシッププログラムに参加しました。(1月に行われた冬期リーダーシッププログラムの詳細はこちら)。本プログラムはニューヨーク市とワシントンD.C.を訪問し、現地で様々な分野のリーダーと出会い、交流する機会を奨学生に提供します。
ニューヨーク市では、米州住友商事会社を訪れ、奨学生全員が留学を通しての学びを発表しました。また米州総支配人、米州住友商事グループCEO、米州住友商事会社社長 上野 真吾氏と面会し、直接質問をする機会も提供されました。
上野氏との対談をカルフォルニア大学サンタバーバラ校に留学中の井上高良氏は下記のように振り返りました。
「上野社長のお話は、私のリーダーシップに対する捉え方を変えるものでした。リーダーシップとは必ずしも先頭を行くことではないと伺い、リーダーシップとは周りの人々の人生を良くするための日々のたゆまない行動なのだと学びました。
研修を通して、私はそれぞれの奨学生が異なるリーダーシップ・スタイルを持っていることに気がつきました。例えば、メンバー間の調和を促し、お互いの繋がりを実感させることができる親和的なスタイルを持っている人もいれば、物事を決める時に全員が参加できるよう積極的な役割を果たすように働きかける民主的なスタイルを持っている人もいました。今回の研修で、私は異なる強みを持つ仲間と、お互いを助けあって協力することができました」
更に、ニューヨーク市では同社の職員宅でホームステイする機会が提供され交友を深めました。
続いてワシントンD.C.を訪れた奨学生は、米日カウンシル会長 アイリーン・ヒラノ・イノウエと面会しました。TOMODACHIイニシアチブの歴史をはじめ、社会問題に取り組む団体の役割、そしてヒラノ氏にとってリーダーシップとは何かについて学ぶことができました。ヒラノ氏からもアメリカで勉強する上で最も困難だったこと、どのように適応しなければならなかったかといった質問が投げかけられ、活発な質疑応答が行われました。奨学生たちは、米国でいくつかの課題に直面したが、英語のスキルを向上させるだけでなく、その経験を心から楽しんでいると話しました。
米日カウンシル本部を訪れる前は、ジャパン・プラス・ランゲージ・プログラムの一環で日本語の勉強を始めたワシントンD.C.の高校生と会う機会があり、日本語と英語の両方でディスカッションに参加し、外国語の学習をはじめ、国際的な研究、米国での学生生活といったお互いに共通する話題を見つけました。更に同日の夜は、米日カウンシル アソシエート・メンバーを含め、ワシントンD.C.近郊で活躍する若手リーダーが開催する夕食会に参加し、さまざまな分野のリーダーからキャリアパスやこれまでの経験について話を聞きました。