「TOMODACHI住友商事奨学金プログラム」帰国報告会及び授与式を開催
2017年6月29日、「TOMODACHI住友商事奨学金プログラム」の2016年度奨学生の帰国報告会と2017年度奨学生の授与式が東京の住友商事株式会社本社にて行われ、本プログラムの関係者が一同に会しました。本プログラムは、米国の大学で一年間交換留学を行う日本人学生を支援する奨学金プログラムで、日米の架け橋となるグローバルな視野を持った若手リーダーを育てることを目的としています。
同日前半には2017年度奨学生向けに事前研修が実施され、2016年度生も参加し、留学を終えた経験から、2017年奨学生の学びをサポートしました。研修は、学生同士の交流を通して友情を深めるだけでなく、リーダーシップとは何かを議論し、再定義する機会となりました。研修の最後には、2017年度生が留学中達成したいことの目標を設定し、それぞれが発表を行いました。
後半には、2016年度奨学生代表者による帰国報告、2017年度奨学生の奨学金授与式、そしてレセプションが実施されました。
帰国報告会のプレゼンテーションには、塚田遼子氏、徳永直輝氏、葉山帆月氏、そして目黒大地氏が2016年度奨学生を代表し、留学経験から何を学び、その経験をどのように生かしていきたいかなど、次のステップを発表しました。
イーストテネシー州立大学に留学し、児童を対象としたカウンセリングの学びを深めた塚田遼子氏は、自分の留学経験を以下のように振り返りました。「留学経験は自分の将来の目標を決めるにあたって、とても大きな手助けとなりました。また、自分が今までやってきたことが、意味のあることだという自信や確信を持つことができました。今後も自分が取り組むことに対し、信念を持ち続けようと思います。」
また、カルフォルニア大学アーバイン校に留学した目黒大地氏は、クラーク博士の有名な言葉である「少年よ、大志を抱け!」でプレゼンテーションを始め、留学中に参加した米日カウンシル・アニュアル・カンファレンスでのクラーク博士の子孫との出会いが、自分のキャリアが大きく動くきっかけとなったことを語りました。目黒氏は、プレゼンテーション中終始ビジネスに対する熱意を語り、受講していた授業と現地でのインターンシップの経験が自身の成長に繋がったと話しました。
プレゼンテーション後は、住友商事株式会社専務執行役員コーポレート部門企画担当役員 (CSO・CIO)の田渕正朗氏、在日米国大使館経済・科学部 科学技術・環境・医療課長アレクシー・クラル氏、そして米日カウンシル会長アイリーン・ヒラノ・イノウエが2016年度、2017年度奨学生に対して祝辞を送り、奨学生の日米関係への貢献を評価し、留学での経験を最大限活用するよう激励しました。
田渕氏は、自身の米国在住経験を踏まえ、「人は経験で成り立っていると思います。様々な経験をすることにより、貴方達の人生はとても豊かなものとなり、人としての幅が広がるでしょう。この機会を生かして、最大限の挑戦をしてください。」と述べました。3名の登壇者はその後、2017年度奨学生へ奨学金を授与し、式の締めくくりには2017年度生が留学中の目標に関してそれぞれ1分間スピーチを行いました。
引き続きレセプションが開催され、関係者が一堂に会し、日米の友好関係をさらに強化するであろう2016年度奨学生の功績と2017年度奨学生の未来を称えました。