TOMODACHI世代: 小川彩加
小川彩加さんは、2011年3月11日に津波が岩手県釜石市を襲ったとき、家族全員を失いました。しかしこのような深い悲しみの中にあっても、4月18日のTOMODACHIイベントでの感動的なスピーチにあるように、彩加さんは強く立ち直り、潔く将来に向かっていく決意をしました。このような彩加さんの姿は多くの人に感動を与えました。彩加さんは先日、ミシガン州で1年間勉強するためアメリカに向けて出発しました。アメリカの第一印象を語ってもらいました。
質問: アメリカ、ミシガン州の第一印象は? それでその印象のイメージは彩加ちゃんの実家とどう違っていますか?
回答: 第一印象は、自然! こんなに素晴らしい自然があるところに来れたことに感動しています。飛行機から見えた景色も忘れられません。 私の実家があったところも素晴らしい自然がありました、自然は人を癒す力があると改めて思いました! アメリカでの慣れない生活、言葉がわからない生活、そんな中でこの自然は私を癒してくれているような気がします。
ミシガン湖は本当に近かったです。寮から歩いて2、3分なので毎日行くことができました。裸足でビーチを歩くことができて、素晴らしいです。湖でしたが、夜には水平線に太陽が沈む瞬間を見ることができます。
たくさんの木や植物に囲まれていた生活なので、毎日新鮮な空気を吸うことができます。自然の中に学校があるという感じです。建物から建物の間の道には木片が敷き詰められていて、木の温かさを感じることもできます。また、リスを見ない日はありません。学校の周りにはたくさんのリスがいます。建物の中でもよく見かけます。
質問: 誰も日本語が話せない環境で生活するのはどうですか?
回答: 最初の3日間は本当に辛かったです。でも、やっぱり震災で経験した辛さ、なぜ今自分がここにいるのか、何をすべきなのかを考えると、自分を奮い立たせてくれました。日本語を話す人は一人もいない。この環境が私を成長させてくれていると思います。
理解できていないことも多いです。でも、少しずつ確実に聞き取る力がついてきていると思います。今は単語を並べ、ジェスチャーで伝えるといった感じです。常にノートを持ち歩きわからなかった事をメモして夜に調べるということをしています。
他にどんな言い方があるのか、こういうとき何というのか、言葉が出てこないときはとてももどかしいです。アメリカに来て、英語を話したい、英語を勉強したいという思いはとても大きくなっています。
質問: まずこの1年の留学を通して何を学びたいですか? それにその学んだことをどうやって将来の自分や周りの人たちに活かしていきたいですか?
回答: 英語です。とても単純ですが、英語を習得することで、自分がしたいことやってみたいこと、できることが確実に増えます。そして、可能性を広げることもできるのではないかと思っています。