TOMODACHI世代:小野里海
小野里海氏はTOMODACHI FIRSTプログラムの参加者としてワシントン州シアトルを訪問しました。宮城県気仙沼市で生まれた小野氏は、現在慶應義塾大学博士課程でメディア政策を学んでいる二年生です。
小野氏は、小さい頃から気仙沼市で父親が経営するレストランで地域のコミュニティが形成されていくのを見て育ちました。震災後小野氏は、自分自身の社会や経済への無関心さそして無知に気がつきました。それと同時に、小野氏は自分の人と人を繋げることへの興味や人々の笑顔の大切さに気づきました。そして小野氏は、人と人を繋げて彼らたちに幸せを運ぶ事ができる何かをしたいと思いました。
2011年から4年が経った現在、小野氏は気仙沼の子供達と遊ぶボランティア団体のリーダーを務めており、その団体を運営する中でリーダーシップ能力を身につけました。
TOMODACHI FIRSTプログラムを通して小野氏は自分が将来何をしたいのか明確にし、人々との結びつきを強く持ちました。また小野氏は、シアトルと気仙沼はどちらも港があるという点から似ており、シアトルでの経験は気仙沼の文化に結びつけることにつながると考えています。将来的に小野氏は、美味しい魚介類を提供できるだけでなく、お客さんがコミュニケーションする場でもある父親が運営するレストランを継ぎたいと思っています。
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