ヤングアメリカンズ、TOMODACHIイニシアチブの支援を得てツアー開始
「皆さま、ヤングアメリカンズの登場です!」ドアが開き、50人のキャストが、観客に笑って手を振りながら、一斉に部屋に入ってきました。
2013年9月9日、代々木公園に隣接するオリンピックセンターの一室は、ヤングアメリカンズのツアーの幕開けを祝うキャストメンバーにカメラを向け、笑顔で手を振る大人と子供たちの熱気に包まれました。
ヤングアメリカンズは、「じぶん未来クラブ」が実施し、TOMODACHIイニシアチブが支援する2つのツアーを日本で開始しました。ひとつは、トヨタ自動車株式会社、三菱商事株式会社、株式会社日立製作所が支援する「ヤングアメリカンズ東北ツアー2013」、もうひとつは、ゴールドマン・サックス証券株式会社が支援する「TOMODACHIヤングアメリカンズ・ミニワークショップ・ツアー」です。
ヤングアメリカンズ東北ツアー2013は、米国から来日した現役大学生と最近大学を卒業したばかりのキャストたちが、2カ月かけて岩手、宮城、福島でツアーを行い、東日本大震災の被災地の小学生を対象にミュージカルワークショップを行います。またこのツアーと並行して、福島、宮城、岩手県内の35校を超える小・中学校で、3時間のミュージカルワークショップを実施するTOMODACHIヤングアメリカンズ・ミニワークショップ・ツアーが開催されます。じぶん未来クラブが実施するこのプログラムでは、日米の若者たちが共にアメリカンスタイルの歌とダンスを練習し、ミュージカルの力を通じた自己表現能力の向上を目指します。
当日は、ゴールドマン・サックス・ジャパン・ホールディングスの綿貫治子代表、TOMODACHIイニシアチブを代表して宇多田カオル、そして文部科学省国立教育政策研究所の尾崎春樹所長などがスピーチを行いました。各々が東北地方にとってのツアーの重要性と、再生に向けたエネルギーが被災地でどれほど必要であるかを強調しました。ヤングアメリカンズは、東北の人々の心を癒す希望と夢を運びます。
ヤングアメリカンズが東北地域を訪れる東北ツアーは、今回で3回目を迎えます。いわき市教育委員会の代表は、ヤングアメリカンズがいわき市を訪れ、ミュージカルの力を通じて自分を表現することを教えてくれたことで、子どもたちの生活と考え方が変わり、良い方へと目を向けるようになったと、心からの感謝の気持ちを述べました。
その夜のイベントは、ヤングアメリカンズのキャストが、日本語と英語で美しいメドレーを歌って幕を閉じました。
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