TOMODACHI世代:芹澤崚
芹澤崚さんはTOMODACHIサマー2012ソフトバンク・リーダーシップ・プログラムに参加した時、福島県立磐城高等学校の2年生でした。彼は本プログラムで3週間、カリフォルニア大学バークレー校のキャンパスにてグローバルリーダーシップスキルとコミュニティサービスについて学びました。
「フクシマ」東日本大震災の原発事故で世界中に有名になった地に私は住んでます。
私の父は、東京電力の社員であり、あの福島第一原子力発電所で現在も事故の収束に向けて必死に働いています。
父でさえもここまで大きな事故は「ありえない」、そんな慢心があったと言います。
私はこの原子力という莫大なエネルギーに変わる次世代のエネルギーを考えていかなければならないという思いを持ちました。
「フクシマ」は現在、故郷帰還、生活再建の整備が、少しずつではありますが、目に見えて進んできています。
しかし、除染活動やインフラ復旧、がれき処理の問題など課題も山積みであることも事実です。
福島の「再生」に向けて取り組んでいる福島県民のチームの一人として私も福島の復興を全世界に約束したいと思います。
TOMODACHI サマー 2012 ソフトバンクリーダーシッププログラムから学んだ1番大きなことは、”自分の可能性が広がった”ということです。
今まで目先からしか見えていなかった世界というものが、このプログラムを通して視野が無限に広がったのです。様々な国籍の人とディスカッションをしたことによって、
文化の違い、意見の相違を肌で感じることができたことは大きな経験です。
そして、リーダーシップとは、自分の意見だけを貫き通すことではなく、高い目標に向かって仲間と共にぶつかり合い、支え合いながらより良いものを作り上げていく中で先頭に立ってまとめて行くことだと思いました。
これからは、”自分の損得ではなく”相手のことを考える”仕える”気持ちを常に持ち、そのうえで、大きな視野を持ち達成意欲と鋭い洞察力で「TOMODACHI」という世界中の仲間と未来を歩んで行きたいと思います。