TOMODACHI Boeing Entrepreneurship Seminar:最終報告会実施
2024年9月に開始した第14回「TOMODACHI Boeing Entrepreneurship Seminar」は、全国から選抜された高校生・大学生が約5ヶ月間にわたり、オンライン中心にアントレプレナーシップを学ぶプログラムです。今年も、異なる背景や価値観を持つ参加者がチームを組み、最終報告会へ向けて社会課題の解決に向けたプロジェクトを創出し、TOMODACHI世代ならではの柔軟な発想力と行動力を活かし、未来への第一歩を踏み出しました。
2月16日(日)に開催されたオンラインでの最終報告会では、ボーイングジャパン株式会社や米日カウンシル–ジャパンの関係者を迎え、5チームが半年間取り組んだプロジェクトの成果を日英両方の言語を用いて発表しました。各チームの発表には、熱意と独自の視点が込められており、質疑応答では関係者よりフィードバックが寄せられました。特に、ボーイングジャパン株式会社 社長であるエリック ジョン氏からは、全チームに対し「発想の柔軟さ」「方向転換やアイディアの再構築ができる力」といった点が高く評価されました。また、各チームには「差別化」「インセンティブ」「継続性」「広がりの可能性」「プライバシー」などのキーワードが贈られ、それぞれのプロジェクトを次のステージに発展させるための示唆が与えられました。
報告会後には、活動を振り返り、チームワークや取り組む姿勢などが総合的に評価され、厳正な選考のもと、5名が米国研修参加者として選ばれました。
選抜された5名は、2025年3月、アメリカ・オレゴン州ポートランドにて1週間の研修に参加しました。「Keep Portland Weird(ポートランドらしさを大切に)」の精神が息づくこの地で、持続可能な都市づくりの現場視察、社会起業家や学生との交流、エコビレッジ体験、DIYカルチャーやローカルビジネス訪問など、五感を使った学びが展開されました。ウェルビーイングに根ざしたライフスタイルに触れる中で、個人の価値観やチームとしての在り方を見つめ直し、自身とプロジェクトの新たな可能性を再発見する貴重な機会となりました。
「失敗も共有しながら前向きに学び合える仲間」との絆、そして「新たに見つけることのできた、世界を多角的に見る姿勢」が、今後の挑戦を乗り越えるための強固な土台となっていくでしょう。