TOMODACHI サマー・ソフトバンク・リーダーシップ・プログラム 2.0 オリエンテーションを開催
6月23日、「TOMODACHIサマー・ソフトバンク・リーダーシップ・プログラム2.0~未来に向けてのレジリエントなコミュニティづくり~(以下:本プログラム)」のオリエンテーションがオンラインで開催されました。
本プログラムは、2024年6月から6カ月間、高校生・大学生(東日本大震災発生時に岩手県・宮城県・福島県に居住し、現在も該当3県にお住まいの方)12人を対象に実施するもので、7月30日から8月18日まで、米国カリフォルニア大学バークレー校などで地域貢献とリーダーシップについて学びます。また、社会課題を解決するためのアイデアを考え、それをプランニングし遂行する方法を学び、それぞれの課題解決のためのアクションプランを作成します。12月には、プロセスや結果発表の報告会を実施する予定です。なお、プランニングから帰国後のアクションプラン実行まで、岩手県、宮城県、福島県で起業家育成や地域活性化を手がけた経験を持つメンターがサポートします。
オリエンテーションでは、12人のプログラム参加者と、プログラムメンター、事務局スタッフ、ソフトバンクグループの方々がオンラインで一堂に会しました。前半はプログラムについて理解を深め、米国研修の注意事項について学びました。後半は、共にプログラムに参加する仲間やメンターと交流を深め、コミュニティーづくりを考える時間となりました。
参加者の佐藤梨乃氏は、オリエンテーションの感想とプログラムへの想いや期待を次のように述べました。
「オリエンテーションでは、去年のアラムナイ(プログラム卒業生)や現地スタッフから、アメリカでの生活について具体的に話を聞くことが出来たので、初めての海外渡航や生活に対しての緊張や不安が解消されました。将来、地元を活性化させる仕事をしたいと考えているので、ソフトバンクグループの社員の方からお話を聞いて、自分の今後に直結するようなプログラムに参加できたことを、改めて嬉しく思いました。 自分と同じく、それぞれが住む地域に想いをもっている学生さんやメンターさんと会うことで、自分の考えを共有したり、自分と違った色々な考えに触れたりすることが出来るのだとこれからのプログラム体験がさらに楽しみなものになりました。積極的に自分から色々な人に話しかけ、たくさんの考え方に触れ多くの学びを得て、日本に帰ってきたいです。アクションプランでは学んだ事をもとに自分の地域の課題をもう一度考え直して、地域課題について米国に行く前と違った見方も出来るようになっていたいなと思います。」
また、本プログラムの米国研修を担当するカリフォルニア大学バークレー校のデボラ・マッコイ博士と、バークレーでの現地コーディネーターであるグローバルシードのCEOであるデイビッド・バイザー氏は「みなさんをお迎えできることを大変嬉しく思っています。Yプランは、カリフォルニア大学バークレー校の教育大学院と都市計画学部で実施されているプログラムで、皆さんのような若者に、コミュニティを真に再建し、仕事に喜びと正義をもたらし、明日の素晴らしい持続可能な未来のために、今日のコミュニティを活性化する方法を教えることを目的としています。皆さんのグループが次の10年間にどのような活躍をするのか、とても楽しみです。」と学生をプログラムへ迎え入れてくれました。
参加者は、米国での研修に向けて準備を続けていきます。