TOMODACHI Tanaka Sangyo Agricultural Exchange Initiative ~気候変動が進むなか、日米で農業の未来について考える~
2024年4月10日.
公益財団法人 米日カウンシル-ジャパン
TOMODACHIイニシアチブ
田中産業株式会社
~気候変動が進むなか、日米で農業の未来について考える~
TOMODACHI Tanaka Sangyo
Agricultural Exchange Initiative
気候変動と農業の社会課題に対して、新潟県とアメリカのテキサス州の大学生が取り組む
リーダーシップ育成プログラム、4月10日(水)より応募開始
公益財団法人 米日カウンシル-ジャパン(本部:東京都千代田区、代表理事:オードリー・ヤマモト)が在日米国大使館と主導する官民パートナーシップ「TOMODACHIイニシアチブ」は、田中産業株式会社(本社:新潟県上越市、代表取締役:田中康生)からの支援を受けTOMODACHI Tanaka Sangyo Agricultural Exchange Initiativeを2024年9月から開始します。
これに際し、2024年4月10日(水)より、日米のプログラム提携校の学生を対象に、プログラムへの参加募集をおこないます。
TOMODACHI Tanaka Sangyo Agricultural Exchange Initiativeは、現在世界的な課題のひとつである気候変動と農業に対して、新潟県とアメリカのテキサス州それぞれの大学生が交流を図りながら取り組むリーダーシップ育成プログラムです。新潟市とテキサス州ガルベストン市は1965年1月から姉妹都市として活動を続けており、本プログラムではそれぞれの対象校からそれぞれ10名ずつ、計20名の大学生を対象に1期8ヶ月間のプログラムを計3回実施する予定です。
プログラムでは、オンラインセッションに加え、日米での対面のセッションを2回実施する予定で、両地域の多様な農業を取り巻くエコシステムを深く掘り下げるだけでなく、農業と気候変動に関するSDGsについても焦点を当ててワークショップをおこないます。緑豊かな風景と稲作で知られる新潟では、自然と調和した伝統的な農法について学ぶことができ、一方のガルベストンは海岸沿いにあり、この地形に適した農業、特に気候変動の文脈における農業の課題と対策について学ぶことができます。
高齢化や後継者不足などによる離農が全国的な問題となる中、新潟県上越市で総合建設業・運送業を営む田中産業株式会社では、農業にも熱心に取り組んでいます。直近の数年間で140ヘクタール(東京ドーム約30個分)の稲作を任されるようになり、合計で340ヘクタール(東京ドーム約72個分)という新潟県で最大規模の耕作面積を任されています。本プログラムで次世代を担う若者たちが、アメリカの大規模・オートメーションの農業の良い面を学び、そして日本への理解も深めてもらうなかで、次世代の農業への取り組みや離農の課題に対して取り組めればと支援を決めました。
本プログラムでは、急速に変化する世界に対して持続可能な農業ソリューションの推進と、次世代リーダーとしての自信とグローバルなコラボレーションを促進し、仲間との繋がりを深めることを目的としています。
TOMODACHI Tanaka Sangyo Agricultural Exchange Initiative
募集&プログラムについて
募集の詳細:募集要項をご覧ください。
期間:1回につき8か月間(初年度のみ13か月間)
定員:最大20名
【日本からの応募者】新潟県内の大学もしくは専門学校で、学部に関わらず、農業や環境を学んでいる方、もしくは関心の高い方。
【アメリカからの応募者】テキサスA&M大学カレッジステーション校もしくはガルベストン校で、農業や環境を学んでいる方、もしくは関心の高い方。
内容:オンラインセッション、新潟での対面研修1回、テキサス州での対面研修1回
コアカリキュラム
リーダーシップの原則:導く(リードする)ためにはまず自分の内側に目を向けるリーダーシップアプローチ
持続可能な開発目標: 農業と気候に焦点を当てる
地域資源: 新潟とガルベストンで自然資産の探求を通しての体験学習
共同学習:学生同士のアイデア、経験の共有を通して、グローバルな協力と相互の成長を促進
お問い合わせ
ご応募についてのお問い合わせ先:info@rootsring.org
プログラム運営
主催:公益財団法人 米日カウンシル―ジャパン
協賛:田中産業株式会社
運営実施団体:米国NPO法人RootSpring
後援:新潟県、上越市、テキサス州農務局
プログラムスケジュール(予定)
時期 | 内容 |
2024年9月 | プログラムキックオフ |
2024年10月~12月 | オンラインセッション(気候変動、サステナビリティ、リーダーシップ)隔週でのセッションを通じて、参加者が学んだリーダーシップを日常生活に活かす。 |
2025年2月 | 訪米研修出発前オリエンテーション |
2025年3月 | 日本人参加者が米国テキサス州へ。ヒューストン、カレッジステーション、ガルベストンでの対面プログラム |
2025年6月 | 訪日研修出発前オリエンテーション |
2025年7月 | 米国人参加者が新潟へ。新潟での対面プログラム |
2025年9月 | 統合セッション、報告会 |
TOMODACHI イニシアチブについて
東日本大震災後の復興支援から生まれ、教育、文化交流、リーダーシップといったプログラムを通して、日米の次世代のリーダーの育成を目指す米日カウンシルと在日米国大使館が主導する官民パートナーシップで、日本国政府の支援も受けています。日米関係の強化に深く関わり、互いの文化や国を理解し、より協調的で繁栄した安全な世界への貢献と、そうした世界での成功に必要な、世界中で通用する技能と国際的な視点を備えた日米の若いリーダーである「TOMODACHI世代」の育成を目指しています。
詳細は、TOMODACHIイニシアチブのウェブサイト(www.tomodachi.org)をご覧ください。