TOMODACHI-UNIQLO フェローシップ、第8期生が卒業
2023年10月、「TOMODACHI-UNIQLO フェローシップ」参加者としてパーソンズ・ザ・ニュー・スクール・フォー・デザイン(以下「パーソンズ」)で学んでいた青木夏海氏が同校を卒業。また本プログラムを支援するUNIQLO USAでのインターンシップを終え、プログラムを修了しました。
TOMODACHI-UNIQLO フェローシップは、将来グローバルに活躍する経営者やデザイナーを目指し、米国のファッションやアートの大学院に留学する有望な人材を支援するプログラムです。本プログラムにより、経営者やデザイナーを志す才能豊かな日本の若者が夢を叶え、将来国際的に活躍することが期待されます。
青木氏は、2020年8月よりパーソンズで学び、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けての休学を経て、2023年5月に同校を卒業しました。卒業制作として、自身の伝統的な素材を学んできた背景を活かし、ウールやシルクなどのオーガニック素材を使用して、テックウェアなど今日の防護服に着想を得た作品を制作しました。
同作品には、ファーストリテイリング社の協力を得て、企業で余った合成繊維も併せて使用しました。
9月12日にはニューヨークで行われたファッションショーに参加し、これまでの制作の成果を披露しました。
また、9月から10月にかけては、UNIQLO USAのグローバルイノベーションセンターにてインターンシップを経験しました。インターンシップでは、クリエイティブ職のスタッフが集まるオフィスで、メンズウェアチームの一員として、リサーチなどの業務を担当しました。
プログラムを終えるにあたり、青木氏は次のように述べました。「この期間は、本プログラムのサポートが無ければ実現できないものでした。人生においてこのような貴重な経験ができたことに感謝しています。」今後はニューヨークのファッション業界で企業デザイナーとして研鑽しながら、自身での制作も続け、国際的に活躍するクリエイターを目指します。