TOMODACHIカケハシ イノウエ・スカラーズ オンライン対話プログラムを開催
2022年3月8日にハワード大学のTOMODACHIカケハシ イノウエ・スカラーズプログラム2022の参加者を対象にしたオンラインイベントが開催されました。本プログラムは、日本人とアメリカ人の大学生がお互いの国や文化について学ぶ機会を提供しています。2014年に開始された本プログラムの目的の1つとして、故ダニエルK.イノウエ上院議員の生涯と遺産を称え、参加者にイノウエ議員の国、遺産、日米関係への貢献について学ぶ機会を提供しています。
イベントでは、ハワード大学の参加者が集まり、米日カウンシルの評議員議員で、故ダニエル・K・イノウエ上院議員の息子であるケン・イノウエ氏や2017-18年のプログラムアラムナイであるサムサラ・カウント氏と西尾穂乃花氏と交流しました。外務省北米局北米交流室長代行の秋山亨平氏とハワード大学World Languages & Cultures Department Chair(世界言語文化学部長)のレオナルド・ムアカ博士がイベントで挨拶をしました。秋山氏とレオナルド博士は、異なる文化の中で、多様な人々と交流することの大切さ、そして将来のリーダーを形成する上で、異文化や他国言語を学ぶことの重要性を強調しました。
米日カウンシルの会長兼CEOであるスザンヌ・バサラが率いたダイアローグでは、イノウエ氏は、上院議員として政治を追求するモチベーションや、ハワイから国会議事堂に進んだキャリア上の重要な出来事など、父親のストーリーを共有しました。その後、プログラム参加者のテリー・ジョーンズ・ジュニア氏は、プログラム参加者はダニエル・イノウエ上院議員の遺産をどのように継続していくべきか、イノウエ氏に質問しました。イノウエ氏は、シビック・エンゲージメント(市民参加)こそが、ダニエル・イノウエ氏が深く信じていたと話し、「(父は)市民参加が極めて重要だと考えていました。この世界のどこにいても、あなた方は参加しなければなりませんし、積極的な参加者でなくてはなりません。」と話しました。
参加者はまた、本プログラムのアラムナイであるサムサラ・カウント氏と西尾穂乃花氏からお話しを聞きました。2017-2018年のプログラム参加時、カウント氏と西尾氏は、それぞれジョージワシントン大学と上智大学の学生でした。両者は、TOMODACHIプログラムの経験を振り返り、TOMODACHIプログラムに刺激をうけ、TOMODACHIアラムナイの活動へ継続的に参加したり、米日カウンシルの他のイベントなどに携わることができたと話しました。