TOMODACHIアラムナイ地域フレームワーク九州地域「テーマ・イベント」: 2030年の未来へ向けて~中学校から世界へ~
2020年12月16日、九州地域の「TOMODACHIアラムナイ地域フレームワーク テーマ・イベント」が福岡県飯塚市立小中一貫校幸袋校・中学部で開催されました。このイベントは、幸袋中学校に所属する中学2年生の生徒約70名が英語での発表を通して言語学習を定着させ、社会や世界に開かれた教室を目指すことをねらいとして開催されました。在福岡米国領事館の共催のもと、地域リーダーである黒澤永氏と地域メンターである亀石泰斗氏が運営を担当しました。
開会式では、飯塚市教育委員会の武井政一教育長よりご挨拶をいただきました。また、在福岡米国領事館のジョン・C・テイラー首席領事、同校に英語教材を提供している教育と探求社の岡本多永氏よりビデオメッセージが届けられ、英語での発表を控える生徒を激励しました。また、同年8月に幸袋中学校で講演した在福岡米国領事館のユキ・近藤・シャー広報担当領事もオンラインを通じて生徒の発表を見守りました。
発表会では、生徒は5~6名ずつ12チームに分かれ、「SDGsの17のゴールを2030年までに達成するために中学生の私たちに何ができるか?」というテーマでそれぞれのアクションプランを英語で発表しました。
各チームには、TOMODACHIアラムナイの渡辺伸也氏、笹津敏靖氏、田島桃子氏、三原黎香氏の4名がメンターとして加わり生徒をサポートしました。また、九州大学教育学部4年の東嶋聡美氏、Teach For Japanの田中雅巳氏、古川颯真氏もメンターに加わり、Zoomを使用したオンラインメンタリングを通して約1か月半をかけて生徒と共に発表を準備してきました。
閉会式では武井教育長に加え、審査委員を務めた幸袋中学校の古野守和校長、西日本新聞 編集委員(教育)の四宮淳平氏、オーケー食品工業株式会社 海外営業部の野寄はるか氏の4名が講評を述べました。
発表後、参加生徒から次のような声が聞かれました。
“もっと英語でのコミュニケーションが取れる機会を積極的に増やしていき、最終目標として将来は海外でたくさんのことを学んでみたい”“自分たちの発表がたくさんのすごい人たちから応援され、見てもらえたことを嬉しく感じた”“この学習を通して自分がまだまだ英語力がないと思ったし、英語を喋れるようになりたいと思う気持ちが強くなった。グループみんなと協力することの大切さや時間を大切に使うことを改めて感じた”
なお、優勝チームは2021年春に在福岡米国領事館に招待され、米国領事の前で英語での発表を行うことを予定しています。
Teach For Japanフェローとして幸袋中学校に勤務する黒澤永氏は、2021年もTOMODACHIアラムナイ九州地域リーダーを引き続き務める予定です。1年間を振り返りながら、「生徒にこうした人生の変化を与えてくれた皆様に本当に感謝したい。地域を超えて仲間になってくれるアラムナイの存在がTOMODACHI世代のパワー。ReceiverからGiverになり、自分の生徒にインスピレーションを与え続けたい。」と来期への抱負を口にしました。
本イベントは、プルデンシャルの支援によるTOMODACHI世代アラムナイ・リーダーシップ・プログラムのTOMODACHIアラムナイ地域フレームワークの一環として実施されました。
(ビデオ撮影協力・写真提供 株式会社ゼネラルアサヒ)