次世代サミット2020に日米の次世代リーダーが集結
2020年12月12日から13日にかけて、「2020年の3つのR: Reflective リフレクティブ(思慮深い)、Resilient レジリエント(回復力のある)、Revolutionary レボリューショナリー(革新的な)」をテーマに、次世代サミットが開催されました。本サミットは、米日カウンシル アニュアル・カンファレンスとTOMODACHI世代サミットに代わり、米日カウンシル シグネチャー・シリーズの一環として開催されました。
初めてのオンラインでの開催にもかかわらず、TOMODACHIアラムナイ(過去のプログラム参加者)、登壇者、協賛企業を含む200名を超える参加者が日米両国から集いました。2日間を通して、TOMODACHIアラムナイによるスピーチ、ワークショップ、パネルディスカッションといった様々なセッションが開催されました。本イベントはTOMODACHIアラムナイ・リーダーシップ・プログラムのシグネチャー・プログラムとなっています。
サミットでは、2名のTOMODACHIアラムナイ、イアン・メイソン氏と三原黎香氏が司会を担当しました。米日カウンシルのスザンヌ・バサラ会長兼最高経営責任者(CEO)の開会の辞に続き、在日米国大使館のジョセフ・ヤング駐日米国臨時代理大使と河野雅治日本国政府代表が参加者を歓迎しました。
始めに、パネル「留学経験の振り返りとニューノーマルの中での回復力について」が開催され、米国大使館文化交流担当マイケル・ターナー氏がモデレーターとして登壇しました。2名のTOMODACHIアラムナイ、木戸祐輔氏とデジェア・ロング=ヒリー氏も加わり、パンデミックが留学経験に及ぼした影響と彼らがどのように困難を乗り越えたかについて話しました。
参加者の一人、サンドラ・アボット氏は「2人が経験したような素晴らしい交流の機会に、将来への希望を感じました。また、この世代は彼らのような若者に見られるように、とても有望です。今日、ストーリーを共有いただきありがとうございました。とても刺激を受けました」と述べました。
続くスピーカーセッションでは、2名のTOMODACHIアラムナイ、原詩緒莉氏と渡戸駿介氏がスピーチを行い、TOMODACHIプログラムが彼らの継続的な成長にどのように影響したか、そしてメンターシップの持つ力について話しました。
1日目の後半はプルデンシャル・ホールディングス・オブ・ジャパン株式会社のシニアオフィサー、平山善章氏の祝辞から始まりました。続いて、パネル「TOMODACHI Critical Conversations: 内なる声 ~BLMによって再形成される差別への議論~」が開催され、シカゴ姉妹都市インターナショナル(CSCI) 国際プログラムマネージャーのエラ・マッキャン氏がモデレーターを務めました。2名のTOMODACHIアラムナイ、近藤耕太氏とフェリックス・ガルシア氏がこのセンシティブな議題について日米のそれぞれの視点から考えや所見を共有しました。
その後は、2名のTOMODACHIアラムナイ、鴫原菜穂氏と黒澤永氏が2011年に発生した東日本大震災と市民参画の力についてスピーチを行いました。黒澤氏は高校生だった当時、2012年に初めてTOMODACHIプログラムに参加しました。8年後、TOMODACHIアラムナイとして異なる役割を見出した彼は、どのように「Receiver (受け取る人)」から「Giver(与える人)」へと変化したか、そしてTOMODACHIイニシアチブから提供された機会と地域のアラムナイのサポートを得てどのようにコミュニティに還元できたかを共有しました。
1日目はパネル「2020年に得た教訓 (変化の年)」により締めくくられました。米日カウンシルU40メンバーのジェニファー・バトラー氏、八木さくら氏、エレン・カメイ氏が、困難な2020年から学んだこと、2021年に生かせる教訓について議論しました。
2日目はプルデンシャル・ファイナンシャル・インクルーシブ・ソリューションズのヴァイス・プレジデント、サラ・ケイ氏が開会の辞を述べました。参加者らは今年度のテーマである3つのRに基づいた3つのワークショップのうち1つを選んで参加しました。一般社団法人WIT共同設立者&代表理事の山本未生氏によるReflective リフレクティブ(思慮深い)、NPO Plus Artsの佐々木真琴氏によるResilient レジリエント(回復力のある)、そして米日カウンシル アウトリーチ&アライシップ コミッティーによるRevolutionary レボリューショナリー(革新的な)が開催されました。
次世代サミットは、TOMODACHIアラムナイと志を同じくする日米の若い世代が、困難な状況の中再びつながり、互いを刺激しあい、次の一歩を踏み出し、世界をより良くするための手がかりを見つける機会となりました。本サミットは、TOMODACHIアラムナイ・リーダーシップ・プログラムの一環として、プルデンシャルの多大なるご支援を受け開催されました。