TOMODACHIアラムナイ地域フレームワーク沖縄地域「テーマ・イベント」: 専門家とのパネルディスカッションを通して地域特有の課題「結婚」について考える
2020年11月14日、沖縄地域の「TOMODACHIアラムナイ 地域フレームワーク テーマ・イベント」がオンラインで開催され、TOMODACHIアラムナイ、サポーターを含む20名の沖縄の大学生、社会人が参加しました。本イベントは、プルデンシャル及び在沖米国総領事館の支援のもと、地域リーダーの与那嶺利佳氏と地域メンターのアラオ・セーラ氏が企画、運営を担当しました。
『意外と知らない沖縄の結婚の話!?~結婚前の結婚教育~』と題されたイベントの冒頭では、プルデンシャル・ホールディングス・オブ・ジャパン株式会社よりシニアオフィサーの平山善章氏、在沖米国総領事館より広報文化担当補佐官の當山綾氏から開会のご挨拶を頂きました。
イベントの前半では、地域リーダーの与那嶺氏が本イベントのテーマ「結婚」を選んだきっかけについて説明しました。様々なライフスタイル(幸せのかたち)があることを踏まえたうえで、結婚や離婚が人生に与える影響や、沖縄での結婚にまつわる課題について言及し、結婚について考えることがキャリアを考えることと同等に重要であると述べました。
後半では、沖縄の離婚・夫婦問題に詳しい行政書士の前原正人氏、TOMODACHI Metlife Women’s Leadership Programのアラムナイでもある、弁護士の奧野舞氏をお招きし、沖縄の結婚事情・課題、結婚問題の解決方法、結婚前に考えるべきことをテーマにパネルディスカッションを行いました。
前原氏は、沖縄の離婚の背景には親族付き合いの親密さ、沖縄特有の文化的背景、所得の低さなどが影響していると述べ、課題の解決方法として「婚前契約書」の作成を例に挙げました。また奧野氏は、参加型のケーススタディを用い、結婚前に考えておくべきこととしてお金の使い方や時間の過ごし方などを話しあうことが重要であると述べました。
パネルディスカッション後、参加者の一人は「友達にも教えてあげたくなる内容で、勉強になった」と話しました。また、他の参加者は離婚後の子どもの権利について言及し、離婚は夫婦だけの問題ではないため、結婚・そして離婚の可能性についても若いうちから真剣に考える意義について考えを共有しました。
与那嶺氏は、今回のテーマ・イベントと同様に結婚をテーマに6月に開催したウェルカム・イベントの成果を踏まえ、「はじめは結婚というテーマに不安を持っていたが、多くの参加者やゲストの方々からの反響があり改めて若者の結婚教育の重要性を再認識した」と話し、今回のイベントが沖縄の結婚課題解決の糸口になること、そしてイベントを通して沖縄地域アラムナイのコミュニティがより強まることへの期待を示しました。
本イベントは、プルデンシャルの支援によるTOMODACHI世代アラムナイ・リーダーシップ・プログラムのTOMODACHIアラムナイ地域フレームワークの一環として実施されました。