TOMODACHIふくしま香LINKプログラム:作詞・作曲について学ぶワークショップで「いわきFC」の応援歌を作りに挑戦
2019年6月8日から9日まで、今年度4回目となるTOMODACHIふくしま香LINKプログラムが福島県いわき市で開催されました。本プログラムは、高校生・学生・社会人が共同でチームを組み、福島のイメージをどのように香りでリブランディングできるのかを検討する取り組みです。今回は8名のTOMODACHIアラムナイが参加し、「香り」×「音」をテーマに、プロサッカークラブ「いわきFC」の応援歌を作る一方、シンガーソングライダーの熊谷育美氏とのワークショップなども行いました。
初日は、「いわきFCパーク」にて、施設見学、プロサッカーチームについて学び、さらに「いわきFC」は試合に勝つという目標だけではなく、「いわき市を東北一の都市にする」「スポーツを通じて社会価値を創造する」という理念のもとに活動しているチームであるという話をお聞きしました。その後、6名のサポーターの方々と共に三つのグループに分かれて「チャント」と呼ばれる応援歌作りに挑戦しました。参加者にとって、応援歌を作ることは初めての経験で、福島、いわき、そしてチームの特色などを考えて歌詞の中に取り入れ、改めて地元の魅力を見つめ直すことができる良い機会となりました。
2日目、午前中のワークショップでは、海岸や市場を訪れて様々な音を聞き、普段何気なく意識せずに聞いていた音に耳を傾けてみると、今までとは違う音の世界が広がるという、新たな発見や学びがありました。午後には、シンガーソングライターの熊谷氏へのインタビューを行いました。「作詞作曲はどのようにして行なっているのか?」「どのようなことを思って曲を作っているのか?」「このプログラムを通して何を感じ取っていただけたのか?」など、様々な質問をお聞きしました。最後には、熊谷氏にこのプログラムを通して感じ取ったことを曲にして発表していただきました。
参加者の一人でいわき市出身の松本楓花氏は、「地元いわきのことを本当に好きだと再確認できた素敵な機会でした。地元を愛する多くの温かい人たち、綺麗な自然、美味しい食べ物、全てが大好きで、ずっと自分の心に在り続ける故郷だなと感じました。こんなにも素晴らしいいわきを、世界に発信していきたいと思いました」と、述べました。
今年度最後の回は、8月25日に「いわきFCのスタジアム」にて1年間のまとめとして最終プレゼンテーションを行う予定です。また三年間続いてきたこのプログラムも、次回をもって終了となります。
本プログラムは、Air Aroma Japan株式会社の多大な支援のもと運営されています。