TOMODACHIと日米両国政府が東北のグリーン復興を支援
2012年11月2日 – TOMODACHIイニシアチブは、米国の災害復興に関する専門知識や成功事例を、東日本大震災で被災した東北地方に在住のリーダーと共有する新たなプログラムを発表する。この交流・視察プログラムは米国政府および日本の環境省から支援を受け、2012年11月4日から11日まで米国で実施され、岩手県陸前高田市、宮城県庁および同県の名取市と亘理町、福島県南相馬市、相馬市、新地町の各自治体幹部のほか、東北電力の社員も参加する。
参加者は、2007年の竜巻で町の90%が破壊され、その後大規模な災害復興に取り組んだカンザス州グリーンズバーグ市を訪問する。同市の復興活動は、コミュニティーの再建に積極的にグリーン技術を取り入れた点で特筆すべきである。参加者はまた、コロラド州の米国エネルギー省の国立再生可能エネルギー研究所も視察し、米国の災害からの復興体験や、復興活動に再生可能エネルギー技術を採用した成功事例について情報収集と意見交換を行う。
本プログラムは、オバマ大統領と野田首相が2012年4月30日に発表した「日米協力イニシアティブ」の一環である「東北グリーン・コミュニティー・アライアンス」の下に設置された。
「日米協力イニシアティブ」については、外務省のファクトシート仮訳を参照
TOMODACHIとは、米国政府と米日カウンシルが主導し、日本政府の支援を受け、東日本大震災の日本の復興を支援するとともに、長期にわたり日米間の文化的・経済的な結びつきを強化し、友好を深める形で、日本と米国の次世代の人々に投資する官民パートナーシップです。