900名以上の児童生徒ならびに教員がTOMODACHI ゴールドマン・サックス・ミュージック・アウトリーチ・プログラムから刺激を受ける
2018年9月から11月にわたり、アメリカの非営利団体ヤングアメリカンズが、岩手、福島県の公立小中学校を訪問し、「TOMODACHI ゴールドマン・サックス・ミュージック・アウトリーチ・プログラム」が開催されました。
ヤングアメリカンズは1992年から学校やコミュニティで、「アウトリーチ」と呼ばれる音楽やダンスを通じた教育活動を実施しており、小・中・高校生たちと共にわずか1、2日で歌やダンスのショーを作り上げます。参加者は世界共通言語である音楽を通して共に学び、お互いの強みを尊重し、自分の可能性を発掘します。また才能とエネルギーに満ちたヤングアメリカンズのキャストとの交流を通して、自信を持ち、異なる言語や文化を学ぼうという意欲を刺激します。
本アウトリーチを通して今回計9校の小中学校で6回ワークショップが開催され、900名以上の児童生徒ならびに教員が参加しました。参加した児童生徒からは「今までは思ってもいなかった留学という夢ができました」「もっと英語を勉強したい」「ずっと褒められ続けて、自信がつきました」等様々な感想が寄せられました。
また、先生方からは「ヤングアメリカンズの子どもを褒める、引きだす力はとても参考になりました」「子どもが短い時間で大きく成長していく姿に感動しました」。保護者からも「いつもの子どもとは違った一面が見られ嬉しかった」「子どもは素晴らしいと改めて思いました」などたくさんの声が寄せられました。
また、震災後7年を迎え、初めて一部を除き帰村が可能となった飯舘村の飯舘中学校の校長は、本プログラムを振り返り、次のように述べました。「TOMODACHIの支援により、震災後、毎年避難先の地域で本プログラムを開催し、生徒たちと教員は歌とダンスに夢中になって参加することができました。今年、飯舘中学校は避難先の仮校舎から故郷の村に帰ることができました。ついに、村のコミュニティーがこの歌とダンスのショーで一体となれることを大変嬉しく思います」
本プログラムはゴールドマン・サックス・ギブズの多大なる支援を受けて実施されました。