2018年米日カウンシル・アニュアル・カンファレンス開催:TOMODACHI世代のアラムナイ3名が登壇し、体験談を語る
2018年11月8日から9日、「持続可能な未来への投資~パートナーシップによって実現するインパクト~」をテーマに、東京で「2018年米日カウンシル・アニュアル・カンファレンス」が開催され、あらゆる分野で活躍する700名以上の日米のリーダーが一堂に会しました。8日には本会議統合セッション「TOMODACHI世代:未来を形作る次世代リーダー」が行われ、3名のTOMODACHIアラムナイーフアン・ヘルナンデス氏、角地美桜氏、工藤登志子氏が登壇し、自身のTOMODACHIイニシアチブを通した体験を共有しました。
「TOMODACHIサマー2015ソフトバンク・リーダーシップ・プログラム」のアラムナイの角地美桜氏は、プログラムに参加したことで視野が広がり、新しい夢を持つことができた経験について述べました。「TOMODACHIを通して出会った人々は私にとって教科書です。私にはないたくさんの事を教えてくれます。TOMODACHIに関わったことで、大きく自分が変わりました。自信を持てるようになり、人と関わることが好きになりました」
「TOMODACHI障がい当事者リーダー育成米国研修プログラム2016」、「TOMODACHI ADRA25 Lead On! プログラム2016」のアラムナイである工藤登志子氏は、日本で様々な活動に参加するようになった経験を振り返り、「障害があることでずっと自信を持てませんでしたが、プログラムを通して、自身のリーダー像が変わりました。今では自分ができることを発信できるようになりました。これはTOMODACHIに参加した大きな影響です」と述べました。
「第2回TOMODACHI・MUFG国際交流プログラム」および「第6回TOMODACHI大和ハウス学生リーダーシップ会議」アラムナイの、フアン・ヘルナンデス氏は、プログラムの経験から得た考えについて触れ、「TOMODACHIを通して、世界でリーダーとして活躍するためには、多様な文化に対する寛容性を身に付けることが重要であるという事を学びました」と述べました。
続いて、TOMODACHIをテーマとしたレセプションが開催され、河野太郎外務大臣ならびにウィリアム・F・ハガティ駐日米国大使、TOMODACHIイニシアチブシニア・アドバイザーであり日本国政府代表の河野雅治氏をはじめとする日米関係に携わる官民の有識者が集いました。
レセプションの冒頭では、アイリーン・ヒラノ・イノウエ米日カウンシル会長より、新ストラテジックパートナーとして、日本アムウェイ財団の支援による、観光分野に特化した、東北地方の次世代リーダー育成を目指したプログラムの設立が発表されました。また、三井物産株式会社、プルデンシャル・ファイナンシャル・インク、三菱UFJフィナンシャル・グループ、住友商事株式会社、株式会社ファーストリテイリング、ジョンソン・エンド・ジョンソン日本法人グループ、本田技研工業株式会社のパートナーシップの継続が発表されました。
アイリーン・ヒラノ・イノウエ米日カウンシル会長は、レセプションを記念して次のように述べました。「TOMODACHIイニシアチブの活動にご支援いただいている全ての関係者の皆様に深く御礼申し上げます。日米の次世代リーダーに機会を提供するという共通の信念は、日米関係を強固なものにしました。私たちは一丸となり、両国にとってより良い未来を創造するために取り組んでいます。共に前進し続けましょう」
ハガティ駐日米国大使は、日米両国におけるパートナーシップの重要性について触れ、「皆さんのご支援は、私たち二国間の未来への支援であり、とても意義あるものです。[中略]今日、TOMODACHIイニシアチブを通して育成しているリーダーは、私たちを前進させてくれるリーダーです。[中略]あなたたちは我々の未来なのです」と述べました。
TOMODACHIイニシアチブは2012年の発足以来、延べ7,000名以上のプログラム参加者を輩出しています。