第6回「TOMODACHIふくしま香LINKプログラム 2017-2018」最終報告会で福島県の新しい観光PRを発表
2018年8月24日、在日オーストラリア大使館にて「第6回TOMODACHIふくしま香LINKプログラム」が開催され、福島県出身の学生メンバーが「福島県の新しい観光PR」について発表しました。
本プログラムは、福島出身の学生と社会人が共同でチームを組み、福島のイメージを香りを使ってどのようにブランディングできるかを検討します。これまで5回に渡り毎回30名前後の福島出身の高校生や大学生が「福島の魅力を伝えたい」「原発事故による風評被害の払拭や風化の防止につなげたい」という想いで新しい地域活性ブランディングの方法について学び、福島の観光について考えてきました。第6回目はプログラムの総括として「福島県の新しい観光PR」をテーマにコアメンバーである横山温香氏、角地美桜氏、清野大地氏、大山穂乃華氏、丹治千奈氏の5名によるプレゼンテーションが行われました。
発表は福島県の観光地をテーマに行われ、メンバーは下郷町で毎年2月に開催される「なかやま雪月花」と、福島市にある「花見山公園」をそれぞれ取り上げ、本プログラムを通して得た視座から観光PRを行いました。また審査員として、福島県下郷町長 星學氏、月刊紙「料理王国」発行人 中沢 美佐子氏、ベンチャークリエイター 星野善宣氏、クリエイティブ・ディレクター 吉川 由美氏をお迎えし、発表後にそれぞれにコメントをいただきました。
横山温香氏はなかやま雪月花の幻想的な風景から着想した、来る人々に向けて香り付きの招待状を作成し、一人ひとりを物語の主人公にした映画を製作するというPRの手法を提案しました。
清野大地氏は花見山公園を訪れた経験から、SNS上で「#スマホ見ない日」というハッシュタグを用いて、現代を生きる高校生が見失いがちな「自然の中で自分と向き合う」機会をつくることを提案しました。
審査員からは称賛と共に「ターゲットを明確にした方が良い」など今後に向けたアドバイスも寄せられました。
イベント終了後には福島産のお米を使用したおむずびなどを堪能し、Air Aroma Japan株式会社より「ふくしまの香りと贈るお土産」が配布されました。来場者はまさに五感で「ふくしま」を体感したイベントとなりました。
本プログラムはAir Aroma Japan株式会社の支援のもと開催され、来年度の参加者募集は2018年11月より開始予定です。