シカゴ市の高校生6名が2018年シカゴ・多賀城市TOMODACHI交流プログラムで多賀城市を訪問
2018年6月23日から30日の間、「TOMODACHI NAJAS草の根交換プログラム」の一環として「2018年シカゴ・多賀城市TOMODACHI交流プログラム」が実施され、イリノイ州シカゴ市のレーンテック高校の生徒6名と引率者2名が宮城県多賀城市を訪問しました。参加者らは日本に到着した翌日にホームステイ先の家族と会い、宮城県立多賀城高等学校を訪問し、同校の高校生と一緒に午前の授業を見学した後、教育方針や佐々木校長による災害管理の授業を受けました。同校を後にした参加者は、東日本大震災の影響を受けた地域を訪問しました。
レーンテックの生徒らは、日本の高校生の日常生活や家庭での生活体験に加え、伝統的な着物を着たり、ネイルをしたり、日本の伝統や文化を体験する機会も得ました。東北大学の講義に参加した後、生徒らは宮城県庁を訪れ、宮城県経済商工観光部国際経済・観光局長の高砂義行氏から宮城県の県政や災害対策についてお話しを伺いました。
翌日は、多賀城市役所で菊地市長を表敬訪問し、レーンテック高校から感謝の気持ちを表した後、貴重なお土産をたくさんいただきました。また多賀城市主催のあやめまつりを訪れ、市が誇る美しいあやめ園を散策しました。さらに伝統的な歴史と自然に囲まれた東北歴史博物館、中尊寺金色堂、厳美溪の渓谷を訪れ、東北地方への理解を深めました。
最後に多賀城市のコミュニティーセンターで開催されたお別れ会で、生徒らはそれぞれ上達した日本語を駆使して本プログラムの経験を発表しました。
参加者にとって本交流プログラムの最大のハイライトは日本のホームステイ先の家族と一緒に過ごし、文化の違いを乗り超えた友情と思いやりを学んだことでしょう。参加者の1人であるナイリエル・スミス氏は最も貴重な思い出を次のように述べました。「ホームステイ先の家族と暮らしたことで、私は人としてより思いやりの心が持てたように感じます。」またアマンダ・ウォルスキ氏は次のようにプログラムを振り返りました。「これまで知らなかった新しい価値観や文化的・社会的基準を学びました。この新たに得た知識は今日の私に刻まれ、ありとあらゆる方法で私をより良い方向へ変えてくれました。」
本プログラムは、トヨタ自動車、三菱商事、日立製作所の多大な支援により設立されたTOMODACHI交流基金から資金の提供を受けています。