TOMODACHIアラムナイが九州北部豪雨を受け、福岡県でボランティア活動に参加
九州北部豪雨による甚大な被害を受けた地域を支援するため、福岡県東峰村において、2017年8月2日から3日間、TOMODACHIアラムナイ(プログラム経験者)3名が「TOMODACHIアラムナイ災害復興トレーニング・プログラム」の一環として、ピースボート災害ボランティアセンターの実施する活動に参加しました。
1日目は、被災・復旧状況を把握するために被災地を視察し、ボランティア活動に関するオリエンテーションを受けました。2日目からは被害を受けた東峰村の個人宅を訪れ、主に被災家屋の泥かき、清掃ボランティアを行いました。アラムナイ3名が訪問した家屋は床上浸水してしまったため、床の骨組みである梁の洗浄作業を行いました。また、今後起こり得る大雨などによる二次災害を防ぐため、家屋の裏にある水路の防水壁を作る作業に徹しました。アラムナイは被災者の方々からお話しを伺うなど、被災者の心の支えになる役割も果たしました。
本ボランティアに参加した今井けい氏は、「TOMODACHI災害復興リーダーシップ・トレーニングプログラム・東京ワークショップ」にも参加しており、今回の活動を振り返り、「私がこれまでTOMODACHIアラムナイとして受けてきたプログラムの中で学んだ災害サイクル、被災地におけるメンタルヘルスとクロスロードの考え方はとても大きな役割を果たしました」と述べました。もう一人の参加者である岩手県出身の明下海綺氏は、「TOMODACHIH J&J災害看護研修プログラム」のアラムナイで、次なる災害へ備えつつ被災地の復興を後押しできるよう、看護師になることを目指しています。明下氏は、「今回の活動では、現地の課題、被災地の現状、ボランティアの役割や課題といったことを改めて学び、考える機会になりました。」と語りました。
本ボランティアに参加した3名の他、TOMODACHIアラムナイである重松藍氏は、福岡県朝倉市で九州大学の友人とボランティア活動に参加しました。また、TOMODACHIアラムナイ九州地域・地域メンターの倉田正太郎氏も、同市にて同様に活動を行いました。
今回ボランティア活動を行ったアラムナイをはじめ、TOMODACHIスタッフ一同、九州北部の復旧・復興並びに、被災者の皆様が1日でも早く平穏を取り戻せるよう様、心からお祈りしています。