TOMODACHIイニシアチブがレセプション、ラウンドテーブルを開催 官民パートナーシップを通して、継続した東北支援と日米の次世代育成を目指す
2017年3月10日
公益財団法人 米日カウンシル-ジャパン
TOMODACHIイニシアチブがレセプション、ラウンドテーブルを開催
官民パートナーシップを通して、継続した東北支援と日米の次世代育成を目指す
2017年3月10日 -TOMODACHIイニシアチブ*(会長:アイリーン・ヒラノ・イノウエ、以下「TOMODACHI」)は、東日本大震災より6年を迎える中、2017年3月9日にレセプションおよびラウンドテーブル形式の意見交換会を開催し、TOMODACHI誕生のきっかけとなった東北の復興支援を継続し、次世代のリーダーシップ育成を強化していく旨を発表しました。TOMODACHIイニシアチブは東北の復興支援から生まれた東京の米国大使館と米日カウンシルが主導する官民パートナーシップで、日本国政府の支援を受け、運営されています。
総勢200名強を迎えて開催されたレセプションには、TOMODACHIのパートナーである在日米国大使館ジェイソン・P・ハイランド臨時代理大使並びに日本国政府を代表して外務省滝沢求政務官にご列席を頂いた他、協賛企業、非営利団体、TOMODACHIアラムナイ(プログラム経験者)等、多くの関係者にご参加いただきました。さらに福島県内堀雅雄知事にご挨拶を頂戴した他、安倍昭恵総理大臣夫人に乾杯のご発声を頂きました。またTOMODACHIアラムナイ(TOMODACHIプログラムの経験)3名が登壇し、それぞれのプログラムの経験と、次世代リーダーとしての決意を共有しました。
レセプションに先立ち開催されたラウンドテーブル形式の意見交換会では、ハイランド臨時代理大使、内堀知事をお迎えして、アイリーン・ヒラノ・イノウエ会長の司会進行の下、福島県出身の5名のTOMODACHIアラムナイが参加し、福島の未来や、次世代リーダーとしての役割、決意など活発な意見交換が行われました。
また、東日本大震災における多くの犠牲者への黙祷から始まったTOMODACHIレセプションの冒頭で、アイリーン・ヒラノ・イノウエ会長は、関係者に向けて感謝の意を表し、次のように述べました。
「TOMODACHI イニシアチブは東北の次世代のリーダーに機会を提供するために誕生しました。TOMODACHIはこれからも東北への支援を継続して参りますが、同時にその活動を日本全国ならびに全米へ拡大しています。地理的な拡大も勿論のことですが、日米関係を牽引していく次世代の支援の分野を拡大し、東北は勿論の事、科学技術、双方間の留学、障がい当事者など、多様性に富んだリーダーの育成を目指します。
このようなTOMODACHIの発展は、ご協賛を頂いております日米の企業と皆さまの明日のリーダーへのコミットメントなしには、実現しませんでした。改めて御礼申し上げます。また、私どもの重要なパートナーである、米国大使館と日本国政府の関係者の皆さまにも、心より感謝申し上げます。画期的な官民パートナーシップであるTOMODACHIは、米国大使館ハイランド臨時代理大使や外務省滝沢審議官をはじめとする、皆さまの継続的なご支援なしには、実
現しませんでした。」
また在日米国大使館ジェイソン・P・ハイランド臨時代理大使はレセプションの挨拶の中で、以下のように述べました。
「TOMODACHIイニシアチブは、次世代の支援、日米関係をより親密にする、人生を豊かにするためのスキルや考え方を育成するなどの分野で、素晴らしいお手本を示しています。東北支援からはじまったTOMODACHIは、東北に変わらぬ支援を続けながらも、TOMODACHI世代を育成すべく、全国にその活動を拡
大してきました。在日米国大使館は、
TOMODACHIイニシアチブへの支援を
誇りに思っています。」
更に日本国政府を代表して、滝沢求外務省政務官は「良好な二国関係を形作るのは,両国間の人と人の絆です。TOMODACHIイニシアチブを経験した、未来を担う多くの若いリーダーたちが日米の架け橋となり、ますます日米関係が強固で揺るぎないものになっていくことを期待しつつ、日本政府は今後も、TOMODACHIイニシアチブを積極的に支援してまいります。」と述べました。
またヒラノ会長は、レセプションの会場で、21世紀を牽引していく人材-「TOMODACHI世代」の支援の強化を図る新しい取り組みとして、「TOMODACHI世代地域フレームワーク」を導入する旨を発表しました。日本全国を7つの地域に分け、各地域に学生リーダーと高校・高専生副リーダーを選出し、若手社会人がメンター役を務め、運営されます。
この枠組は、TOMODACHI世代が、互いに切磋琢磨し、共に成長することで、次世代を牽引していくリーダーとなることを目的とし、地域独自の活動やイベント等の運営を通し、様々なスキルを身に着けていきます。
TOMODACHIは、2012年の創設以来、これまで216のプログラムを通して、5,600名を超える日米のプログラム参加者であるTOMODACHアラムナイを輩出しています。
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