「TOMODACHIサマー2016ソフトバンク・リーダーシップ・プログラム」に参加した岩手・宮城・福島の高校生100名が、東北の未来を創造するプランを策定
2016年7月21日~8月10日の日程で、東北地方岩手・宮城・福島3県の高校生100名が、渡米し、カリフォルニア大学バークレー校(UCバークレー)が実施する若者が地域貢献をするTOMODACHIサマー2016ソフトバンク・リーダーシップ・プログラムのY-PLAN(Youth, Plan, Learn, Act, Now!)集中プログラムに参加しました。
3週間におよぶプログラムは、まずはじめに4つのチームに分かれて行われたチームビルディングで幕開けし、はじめの1週目は、自己のストーリー掘り下げ、他と共有していく経験した後、地域貢献の集中プログラムワークショップを受講しました。
ディスカッションを中心に、インストラクターが参加生徒の意見を引き出しながら進んでいく、日本の学校の通常授業とは異なる形式に、最初は少々戸惑いを覚えた高校生たちも、徐々に慣れていき、発言や、質問の挙手の数が増えていきました。
集中ワークショップでは、実際にバークレー近郊の町オークランドに赴き、地域貢献に取り組む同世代の若者を含む、さまざまな人々から学び、実際に街を歩き、地域の課題を見つました。その発見から同町のアクションプランをチームごとに策定し、オークランドの市長へプレゼンテーションをする機会にも恵まれました。
オークランドの経験を通して、地域貢献のヒントを得た高校生は、最終週、いよいよ各自東北のアクションプラン策定に取り組み、発表をしました。
震災から5年半を迎えようとしている中、当事者意識を持ち、高校生ならではの視点で、復興を後押しするプラン、福島の風評被害と向き合ったプラン、観光客で賑わう活気のある街づくりを目指すプラン、地元の豊富な食材を活かしたプラン、地域の子どもからお年寄りまでを繋ぐプラン、除染作業に取り組む作業員の方々との交流プランなど、全75のアクションプランの発表がありました。
3週間の研修を通して、普段とは異なるアメリカの地で、100名の仲間と切磋琢磨し、「東北の今・未来」を見つめる中で、リーダーシップを学んだ高校生は、次世代の東北のリーダーとしての一歩を歩き出しました。