TOMODACHIアラムナイが初めて米日カウンシル主催のビジネス・アドバイザリー・ボードに出席、将来の夢に新たな一歩を踏み出すきっかけに
「私が今まで見たことがないほどの熱気がTOMODACHIアラムナイのいる会場を包んでいました」と、TOMODACHI米日ユース交流プログラムのアラムナイで現在高校3年の山本寛士氏
はTOMODACHIアラムナイが初めて招待された「米日カウンシルビジネス・アドバイザリー・ボード」の後に語りました。
2016年2月18日、日本アイ・ビー・エム株式会社で米日カウンシル主催のビジネス・アドバイザリー・ボードミーティングが開催され、9つのプログラムを代表する22名のアラムナイも参加しました。米日カウンシル主催のビジネス・アドバイザリー・ボードとは、米国との強い関係を持つ日本在住のビジネスリーダーと日本で活躍する米国人ビジネスリーダーを対象に開催されています。各産業と日米を代表するリーダーが米日カウンシルの各プログラムに対し助言をしたり、ネットワークを広げることを目的としています。今回は、ポール与那嶺様(日本アイ・ビー・エム株式会社 代表取締役社長執行役員、米日カウンシル評議員会新会長)と田中正明様(株式会社三菱東京UFJ銀行 上級顧問、米日カウンシル評議員会副会長)のご厚意により初めてTOMODACHIアラムナイの参加が実現しました。
「イベントに参加して、自分の情熱や夢についてより細かく考えることができました。ビジネスをはじめ、様々な分野で第一線を走るリーダーに会うことができたからです。新たなアイディアを築き、TOMODACHI世代としての自覚を育むにあたりこのような機会を逃さないことは非常に大切なことです」とTOMODACHI世代サミットやTOMODACHI災害復興リーダーシップ・トレーニング・プログラムなど積極的にTOMODACHIアラムナイ・リーダーシップ・プログラムに参加する山本氏は続けました。
同日の2016年2月18日には」、日本アイ・ビー・エム株式会社とソフトバンク株式会社は、「IBM Watson日本語版」のサービス提供開始を発表しました。マイケル・ロディンIBMワトソングループ上級副社長が来日しており、参加者は産みの親の一人であるロディン氏から詳細に、未来の情報技術の発達について聞くことができました。
TOMODACHI TOSHIBA科学技術リーダーシップ・アカデミーアラムナイの薮田隆司氏は、「将来の進路を考える上でとてもためになりました。もともと、コンピュータ関連の職業に興味があったので、大学では情報関連を学びたいと漠然と考えていましたが、AI(人工知能)はサイエンスフィクションの産物で、未来の技術だろうと思い込んでいました。しかし今回のスピーチを聞いて、AIは実用化の見通しが立っていて、しかも様々な分野で需要があると分かり、とても興味が湧きました。とくに、ロディン氏の『現在は第3の技術革命の時期にある』という言葉が特に印象的でした」と語りました。
ロディン氏が「第3の情報革命」と表現した、技術開発により今まで解決できなかった問題が解決できるようになる世界を参加者は間近で実感しました。イベントは科学やテクノロジーの分野における日米間の協力の重要性を強調し、次世代のリーダーであるTOMODACHI世代の果たせる役割を考えるきっかけとなりました。
最後に参加者は、2016年2月12日から3月11日まで行われている「TOMODACHIイニシアチブSNSキャンペーン~今、東北に伝えたいこと 今東北から伝えたいこと」を通してメッセージを伝えました。キャンペーンについて詳細はこちらからご覧ください。