TOMODACHI女子高校生キャリアメンタリングプログラムin福島 2015の STEP2、外国人留学生とのセッションを実施
2015年10月31-11月1日、TOMODACHI女子高校生キャリアメンタリングプログラムin福島のSTEP2が行なわれました。
今回は、アメリカをはじめとする14カ国から現在日本に留学している女子大学生20名との『挑戦』をテーマにしたセッションです。留学生がどんな夢やキャリアを描いて留学を決意したのか、留学するまでにはどんな努力や葛藤があったのか、日本に来て学んだことは何かなどを、大学生メンターと協力してプレゼンテーションを行いました。家族の猛反対を受けたり、国の状況(内戦や経済的な事情)が異なったりする中で、努力を重ねて乗り越えてきた留学生が、自分のこれまでの人生をまっすぐに参加者に伝えます。
留学生の話を聞いた参加者は、「新しい世界に飛び込むために大切なこと」は何かをチームで考えて発表しました。「失敗を恐れない」「自分に自信を持つ」「チャンスを逃さない」「まわりの人を大切にする」など、自分たちなりの言葉がたくさん出てきました。
次は、プログラム参加者の実践です。次回STEP3までの間に行う、考えるだけでドキドキするような「自分なりの新しい挑戦」を考えて発表します。考えるにあたっては、メンターの高校時代に挑戦した話も参考にしました。TOMODACHIの留学プログラムに参加し、大好きなおしゃべりから語り部を始めた話。勇気を出して生徒会長に立候補した話。それぞれのエピソードとそこから学んだことを聞いて、自分の挑戦を考えました。実は挑戦してみたいと思っていることや、自分の直したいと思っていることなどから考えた参加者は、「仮設住宅でボランティアをする」「ハングルを覚えて韓国からの留学生に手紙を書く」「興味のある学科に通っている先輩の話を聞く」など、思い思いの挑戦を宣言しました。
この2日間を通して感じたことを、参加者はこのように話します。
「留学生はみんなそれぞれ違う壁があったけれど強い意志をもって努力していたのは一緒でした。私自身は壁があると逃げてばかりでしたが、これがきっかけで変わろうと思いました。」
「世界の中に日本があって、その中に自分がいるという当たり前のことを改めて感じると同時に、世界はつながっているけれど、つながるには並大抵の努力では成し遂げられないということも学びました。」
「今まで何かに挑戦する前に、私には絶対無理と決めつけていたのですが、留学生の話を聞いて、大切なのは出来るか出来ないかではなく、とにかく一歩踏み出してみることだと気づくことができました。」
参加者の高校生をはじめ、プレゼンテーションを行った留学生、参加者をサポートするメンターにとっても、お互いに学びの溢れる二日間となりました。
次回STEP3は12月19-20日にかけて行われる「社会人女性とのセッション」です。TOMODACHIコンビニ基金の株式会社ローソン、株式会社ファミリーマートをはじめとする8社の協力のもと、イキイキと働いている社会人女性とのセッションを行います。仕事も人生も自分の力で切り拓いて来た女性たちと、『自分らしい未来への選択』について考えます。
本プログラムは、TOMODACHIイニシアチブの趣旨に賛同したTOMODACHIコンビニ基金(株式会社ローソン、株式会社ファミリーマート)が支援しています。