ランドルフ・メイコンカレッジ大学の生徒が東北を訪問し被災地の研究をする
本プログラムに参加した米国バージニア州のランドルフ・メイコンカレッジ大学(RMC)の4名の学生と教員が先日、日本で実施された2週間のプログラムを終了し、帰国しました。プログラム中、生徒らはRMCの有名なシャピロ・アンダーグレジュエート・リサーチ・フェローシップ(SURF)の一環として、それぞれの研究テーマ「震災後の音楽の役割」、「 危機管理と建設における防災」、「自然災害後の児童の精神的ケアとその対策、そして復興活動に対する世論と政治動員への影響」、に沿った現地調査を行いました。
参加者はプログラムの大半を東北地方で過ごし、石巻、女川を訪問し、被災地の住民の方々と交流しました。石巻では警察署と消防署、およびあしなが育英会と石巻児童館を訪問し、地元の漁師とバーベキューを楽しみました。また東京では、歌舞伎を観劇し、表参道、原宿、明治神宮を訪れ、日本文化を堪能しました。さらに、参加者は池袋防災館を訪問した他、前駐米特命全権大使で上智大学特別招聘教授の藤崎一郎氏と会う機会もありました。
教員の一人であるローレン・ベル氏は、日本の経験を以下のように振り返りました。
「石巻専修大学の方々に暖かく迎えて頂きました。石巻市では東日本大震災のご遺族の話を伺ったり、東北で行政と非営利団体が実施している復興に関する取り組みについて学びました。緊急救援隊員、政治家、国家公務員、音楽家、学者、研究者等、多岐に渡る分野の人々にお会いする機会にも恵まれ、美術館、寺院、庭園、神社なども拝観することができました。M’s Japan Orchestraの素晴らしい演奏を聴き、歌舞伎を観劇しました。昔からの友達と再び繋がり、新たな友達もできました。何百マイルもバスや電車で移動し、203,070歩かけて84.2マイル(135.5キロ)を歩きました。でも、これはまだ私達の旅のほんの一部の紹介です。」
アメリカへ帰国後、生徒達は毎年行われているSURFシンポジウムで、それぞれの研究プロジェクトを発表しました。今年の9月、石巻専修大学の生徒と教員がランドルフ・メイコンカレッジ大学(RMC)を訪問し、共同研究を続ける予定です。
本プログラムのフェースブックページはこちらでご覧ください。
本プログラムの詳細はこちら