TOMODACHIイニシアチブとソフトバンクが 「サマー2015 リーダーシップ・プログラム」を発表
~東日本大震災で被災した東北の高校生がカリフォルニアでの研修に参加~
TOMODACHIイニシアチブ(以下「TOMODACHI」)※とソフトバンク株式会社(以下「ソフトバンク」)は、「TOMODACHIサマー2015 ソフトバンク・リーダーシップ・プログラム」を実施しますのでお知らせします。ソフトバンクが資金提供を行い実施されるこのプログラムは、2015年7月22日から8月12日(予定)まで米国カリフォルニア大学バークレー校で行われる3週間の集中コースに、東日本大震災の被災地である岩手、宮城、福島の3県の高校生100人を無償で招待し、グローバルリーダーシップ・スキルとコミュニティー・サービスを学ぶ機会を提供するものです。参加する生徒たちは自分たちの地域社会に貢献する方法を探求するとともに、ホームステイ、ボランティア活動、アメリカの高校生との交流を通じ、米国社会と文化への理解を深めます。また、今年も対象の3県より非営利団体職員など成人6人を合わせて招待し、プログラムに参加いただくとともに、帰国後の生徒たちの活動のサポートを行っていただきます。
2012年に開始された本プログラムは、今年で4年目を迎えます。過去にプログラムに参加した生徒の多くは現在、プログラムで学んだことをそれぞれの地域社会のために役立てようと活動を始めています。TOMODACHIとソフトバンクでは、本プログラムを2021年まで継続して実施する予定です。
ソフトバンク代表取締役社長の孫 正義は次のように述べています。
「16歳で渡米して新しい文化に触れたこと、カリフォルニア大学バークレー校で学んだことで、私の人生は大きく変わりました。チャレンジすれば、未来を変えることができます。本プログラムは、今年で4年目を迎え、過去3年の参加者はアメリカで得た経験を生かし、地元で続々と活動を始め、大きな成果を出しています。参加する高校生にとって、本プログラムが夢を掴むきっかけになることを強く願っています」
3月31日まで、以下リンクから応募を受け付けています。参加者の最終決定は5月末を予定しています。
応募の詳細はこちらよりご覧いただけます。
http://www.laurasian.org/tomosoft/
※TOMODACHIイニシアチブについて
TOMODACHIイニシアチブは、東日本大震災後の復興支援から生まれ、教育、文化交流、リーダーシップといったプログラムを通して、日米の次世代のリーダーの育成を目指す公益財団法人 米日カウンシル-ジャパンと東京の米国大使館が主導する官民パートナーシップです。日米関係の強化に深く関わり、互いの文化や国を理解し、より協調的で繁栄した安全な世界への貢献と、そうした世界での成功に必要な、世界中で通用する技能と国際的な視点を備えた日米の若いリーダーである「TOMODACHI世代」の育成を目指しています。
TOMODACHIイニシアチブウェブサイトURL: http://tomodachi.org/ja/
- SoftBankおよびソフトバンクの名称、ロゴは、日本国およびその他の国におけるソフトバンク株式会社の登録商標または商標です。
【本件に関するお問い合わせ先】
TOMODACHIイニシアチブ Tel:03-3224-5000
ソフトバンク株式会社 広報室 Tel:03-6889-2300 Fax:03-6215-5011
過去のプログラム参加者のコメント
門馬 千沙さんは2013年に本プログラムに参加後、渡米した仲間たちと共に「trees」という団体を立ち上げ、相双地域の物産を全国に届けるインターネット通販サービス「そうまうま定期便」を開始しました。
門馬さんは本取り組みについて次のように話しています。「私はこのプログラムを通して、地元の地域活性化のために必要なリーダーシップを学び、使命感を得ることができました。また、新しい仲間と新しい場所で学んだことで、他の被災地の学生の取り組みを知って大きな刺激を受け、受け身ではなく、自分が行動を起こさなければならないという使命感を持つよう変わりました。treesの活動では、地元の生産者の方に積極的に協力いただいており、生産者の方も少しずつ私たちに希望の光を見出してくれています。どうすれば相双地域の食を盛り上げられるのか、どうしたら日本の相双へのイメージをアップできるのか、大人が諦めかけていたことを、私たちが突破口となるよう今後も頑張りたいです」
佐藤 望叶さんは2014年に本プログラムに参加後、渡米した仲間、活動をサポートしていただく大人達と共に、2015年3月14日に宮城県仙台市で開催される国連防災世界会議のパブリックフォーラムでの出展に向けて活動しています。出展内容は「高校生革命」で、仲間と被災地に足を運び、直接目で見て、聞いて、感じた被災地の現状、現地で活動する人の声、復興のために継続して頑張っている人たちや、高校生が取り組む復興支援活動を紹介します。
佐藤さんはこの取り組みについて次のように話しています。「私はこのプログラムで、さまざまな人と出会い、生き方に触れて、自分の人生は自分で変えられること、一人ではできないことも仲間と協力すればできることを学びました。国連防災会議という4万人が訪れる大きな舞台で、何もないところから仲間と企画を作り、発表できることにやりがいを感じ、成長を実感しています。国連防災会議では愛する東北の現状を多くの方に知っていただくために、生の声を発信します」
「そうまうま定期便」については、以下のURLよりご覧いただけます。
過去に本プログラムに参加した高校生の様子を、以下のURLよりご覧いただけます。