TOMODACHI Honda文化交流プログラムの参加者、米国で視野の広がる経験をして帰国
2014年12月25日より2015年1月8日までの15日間、音楽を通じて米国の伝統や文化を体験する「TOMODACHI Honda文化交流プログラム」が実施され、被災地・宮城から選ばれた20名の高校生がアメリカ・ロサンゼルスに渡航し、プログラムに参加しました。生徒は元日にロサンゼルス近郊でローズパレードに参加し、ホームステイを経験した他、米国の企業や大学を訪問し、また現地の高校生と交流をしました。
ロサンゼルス到着後、アメリカン・ホンダ・モーター社が社会貢献活動として実施しているボランティア活動に参加し、渡米した瞬間からアメリカの生の文化を体験しました。夜に行われた歓迎会では、米日カウンシルのヘンリー・オオタ氏やアメリカン・ホンダ・モーター社のスティーブ・モリカワ氏を始め、ホストファミリーの皆さんから大歓迎を受けました。12月中はローズパレードに参加するための音楽練習の合間に、アメリカ文化に触れるプログラムが実施された他、ローズパレード直前には、大会本部を訪れました。ローズパレードの歴史を学び、パレード当日使用するホンダのフロート(山車)の制作過程を見学した際には、東日本大震災で実際に人道支援・災害救助活動「TOMODACHI作戦)に参加した、米軍の方々に直接お礼を述べる機会にも恵まれました。
- KTLA 5 (ロサンゼルスのニュース)にローズパレードに参加するTOMODACHI生徒をご覧下さい(00:09:46からご覧下さい)
2015年1月1日は、プログラムの最大の目標であるローズパレード(70万人の見物人そして5千500万人の世界中のテレビ視聴者)に、米軍の方々と一緒に参加し、沿道に駆けつけた多くの観客に、これまでの支援に感謝の気持ちを込め、約2時間に渡るパレードに終始笑顔で参加しました。パレード終了後の生徒達の充実感・達成感に満ちた顔は今回のプログラムのハイライトとなりました。
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TOMODACHI世代の声
アメリカに行く前、私は何と無く日本の大学に進学して何と無く就職するんだと思っていました。特にこれと言った具体的な夢はなく、生活に苦しまずに遊ぶ余裕のある生活ができればいいやと考えていたからです。しかし、アメリカに行ってそれは大きく変わりました。今はアメリカの大学に進学したいと考えています。
私は幸運なことにアメリカでスピーチをする機会や取材を受ける機会をいただきました。その際現地の方に、君は英語が上手だね!発音がいい!と褒められ、とても嬉しかったことを覚えています。また、現地での経験から、日本との違いを学び、 その違いにとても感動しました。スポーツ観戦の盛り上がり方、人との接し方など様々な違いを感じて、アメリカがすごく好きになりました。
TOMODACHI HONDA 文化交流プログラム を通して、様々な経験ができて多くの考え方が変わりました。英語は教科ではなく言語だと考え直したことや、日本しか見ないで考えていたことに疑問を感じ、物事を世界的なスケールで考え始めるきっかけになりました。アメリカで生活をする、英語圏と日本を行き来する仕事に着くことを夢にこれから日々を過ごしたいと思います。
松崎 巧(マツザキ タクミ)氏、TOMODACHI HONDA文化交流プログラム2014参加者
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