TOMODACHI世代:山脇 恵 氏
山脇恵氏はベイン・アンド・カンパニーにて消費財、ハイテク産業やプライベートエクィティなど多岐に渡る業務に過去4年間、携わってきました。また、アメリカの音楽配信サービス、スポティファイの日本市場参入をサポートするためビジネス開発やセールス部門で働いた経験もあります。今年の秋からはTOMODACHI-UNIQLOフェローとして、スタンフォード大学でMBA取得を目指すことになります。
山脇 恵氏について
TOMODACHI-UNIQLOフェローシップへの志望動機、このフェローシップを通して達成したいことは何ですか?
幼少期から多様な文化背景の中で育ち、企業や団体をグローバル化させるためにはどうサポートすればよいのかということに興味を抱くようになりました。ベイン東京オフィスでは「真のグローバル化」を視野に入れている大手日系企業と仕事をしてきました。これらの企業が直面する課題として、企業の中核にある独自の文化・価値観を損なわずに、いかに組織構造や日々の業務工程を改革していくかということが挙げられます。これは国際的に成長しているアメリカの大手音楽配信スタートアップ、スポティファイが日本進出をする際にも直面した同じ課題です。新たな国内市場参画のためには、商品を対象となる国に合わせると同時に、グローバルに共通するDNAを保つことの丁度良いバランスを見つけなければなりません。
また、大きな変革に対して社員が感じる抵抗感というものは、どの企業も経験するチャレンジの一つです。グローバルに展開する企業というものは、場所ごとに異なるニーズを良く理解するだけではなく、人の行動や思考にインパクトを与えることが必要なのだということを痛感しました。
スタンフォード大学には、リーダーシップに必要な「ソフト・スキル」を学ぶ環境が整っています。「Touchy Feely」や、「リーダーシップ・ラボ」といった講義では難しい状況を実際に経験することを通じて、人のマネージメントやリーダーシップのスタイルを学ぶことができるでしょう。また、TOMODACHI-UNIQLOフェローとして、日系企業の中でも特出してグローバル化に成功したといえるユニクロでインターンシップを行えることも非常に楽しみです。スタンフォード大学で学んだことを、ユニクロのグローバルに展開する業務にぜひとも貢献したいと思います。
アメリカとはどのようなつながりがありますか?
私は日本とアメリカで育ち、両国とも母国のように感じています。小学校と高校時代の一部をニューヨークとボストンで過ごし2010年にはロードアイランド州にあるブラウン大学を卒業しました。
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