TOMODACHI イノウエ・スカラーズプログラム参加者の第一グループが日本を訪問
2014年6月、TOMODACHI イノウエ・スカラーズプログラムに参加している4大学のうちの2校 (デポール大学そしてロヨラ・メリーマウント大学)の生徒が日本を訪れました。イリノイ州シカゴのデポール大学から訪れた23名の生徒と2名の教員は、日本に10日間滞在した後6月26日にアメリカへ戻りました。ロヨラ・メリーマウント大学の生徒は、カリフォルニア州ロサンゼルスからTOMODACHIロゴが表記してあるANAの飛行機で来日しました。彼らは7月の初旬にアメリカに帰る予定です。
本プログラムは外務省と国際交流基金(ジャパンファウンデーション)の支援による「KAKEHASHIプロジェクト」の下運営され、日米の若い世代の多文化学習を目標としています。文化思想や公務のために尽力し、オバマ大統領やアメリカ社会から「真のアメリカンヒーロー」と称えられた故ダニエル・イノウエ元上院議員の生涯を称賛するために作られ、参加校としてアメリカの大学4校が選ばれました。
デポール大学の生徒たちは京都の立命館大学の生徒たちと日米の文化、アイデンティティー、両国の少数民族や移民について語りました。また、生徒たちは両国の類似点や違いについて議論しました。デポール大学からの参加者であるロイ・ケーシズはブログで、「この旅で得た経験や交流は私の文化に対する視点を大きく変えました。あゆみさんの色々な議題についての意見を聞いていたら、彼女と私が持つ自分の国や大学に対する誇りは一緒だと気付きました。」と綴りました。立命館大学との交流の他にも、デポール大学の生徒たちは二条城や金閣寺など史跡を訪れたり、茶道などの日本文化を体験しました。
デポール大学が参加したプログラムのテーマの一つは「古き伝統のある日本」と「近代の日本」のバランスと融合を発見することでした。最後の数日間は東京で過ごし、グループは老人保健施設でボランティアをし、日本の高齢化問題やその対策について学びました。生徒たちは小さなグループに分かれて入居者と話したり、「この素晴らしき世界」や「スキヤキ/上を向いて歩こう」を歌ったりしました。
東京にいる間、デポール大学はアーネスト•比賀氏(米日カウンシルのボードメンバーでウェンディーズ ジャパンの最高経営責任者)が主催した集まりで、日系アメリカ人のリーダーたちと対談し、米日カウンシルについてもっと学びました。その他にも、TOMODACHI世代の一員として参加者は若い日本のリーダーたちに会い、各自の分野での困難やその対処法について語りました。「パネリストとの対談は私のTOMODACHIスカラーとしての将来に大きな希望を与えました。TOMODACHIアラムナイとの対談の前に日本の文化に触れられて良かったと思います。もしこのツアーの前に同じような対談をしていたら、日本のNPOのリーダーたちの話は深く理解できなかったと思います。日米関係を分析するにあたって文化を理解することがどれほど大切なのかを学びました」とTOMODACHI イノウエスカラーのエミリー・スパージョンは振り返りました。
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