TOMODACHI Job Shadow Challenge Program グアムで実施
2014年3月30日-4月2日、昨年末の国内選考会で選ばれたいわき市の中学生10名がグアムを訪問し、地元の中学生10名と一緒に、本プロジェクトを協賛しているフェデラル エクスプレスを始め、グアムのTV・ラジオ局KUAM、テレコミュニケーション企業のIT&Eの3社に分かれて、TOMODACHI Job Shadow Challenge Programに参加しました。
「ジョブシャドウ」は、生徒が企業社員に影のように寄り添い、そのプロフェッショナルな姿勢を観察することで、働くことへの期待感や今後学校で学ぶことへの意欲を高めて行く、ジュニア・アチーブメントのキャリア教育プログラムです。フェデラル エクスプレスを訪問した小野ほのかさんは「今までの仕事のイメージは、嫌な仕事をしょうがなくやるというものでしたが、自分の成長のため、好きなことを仕事にしている人はとてもイキイキしていて仕事を楽しんでいる、という印象を持ちました。きっと、私の身の回りにはそのような大人の人々がたくさんいると思います。そして、そのような人がいるからこそ私たちは安心して暮らしていくことができるのだと、さらに私もその中の一人に入りたいと思いました」と述べています。
また、ホテルの部屋をグアムの生徒とシェアして3日間一緒に過ごしたことで、宮崎陸也さんは
「はじめのうちは、積極的にコミュニケーションがとれなかったり、話しても伝わらないことが多かったのですが、長い時間いっしょにいるうちに、相手が何を言っているのかだいたいわかるようになり、こちらの言葉も何とか伝わるようになっていきました。また、そのように話しているうちに、共通の話題なども見つかり、どんどんコミュニケーションがとれるようになっていきました。僕はこの経験から綺麗な英語の文章をしゃべらなくても相手には伝わるということがわかりました。相手とコミュニケーションをとるのには英語を話す力よりも、話しかけるときの勇気のほうが大切だと思うので、これからは日本人にも外国人にも積極的に話しかけて、コミュニケーションをたくさんとっていきたいと思います」と話し、自分の壁を越えることができたようです。
ジョブシャドウの後にグアムの保護者や支援企業の皆さんが開いて下さったウェルカムディナーでは、持ち寄られた手作り料理を味わいながら、グアムの生徒はダンスを、日本の生徒は国内ワークショップで行った地元いわきをPRするプレゼンテーションを披露しました。
最終日の晩には、生徒同士プレゼントを交換したり、FacebookやEメールで帰国後も連絡し合うことを約束し、別れを惜しんでいました。短い期間ではありましたが、ジョブシャドウで接した社員の皆さんや、グアムの生徒との交流を通じて、いわきの生徒たちは将来の自分の姿に思いを馳せ、それぞれの夢を叶えるために今後の学校生活を更に有意義なものにするよう決意を新たにしました。