開催報告:中部・北陸地域イベント

2026年3月14日〜15日、TOMODACHI中部・北陸地域は、災害レジリエンスと持続可能性をテーマとしたプログラムを能登半島で開催しました。本プログラムには、USJCメンバーおよびTOMODACHIアラムナイが参加し、合計20名が集まりました。
2024年1月1日に発生した能登半島地震から2年。TOMODACHIアラムナイは石川県に集まり、レジリエンス、復旧・復興、そして地域コミュニティの再生について考える2日間の学びの機会を持ちました。
プログラム初日は七尾市にて、災害レジリエンス、持続可能性、そして地域主体の復興をテーマとしたパネルディスカッションから始まりました。参加者は「まちづくり」という概念について考えながら、「復旧」と「復興」の違いについて議論し、「Build Back Better(より良い復興)」の重要性について理解を深めました。また、2011年の東日本大震災から得られた教訓と、現在進む能登の復興の取り組みとの共通点についても意見が交わされました。
2日目には、地震で大きな被害を受けた和倉温泉の町を訪れ、「語り部」ツアーに参加しました。地元の方々や観光・宿泊業に携わる方々の生の声を通じて、地域の人々が復興に向けて取り組む姿勢や、再び訪れる人々を迎えようとする強い思いを学びました。
本プログラムは、TOMODACHI中部・北陸地域代表の佐田栞氏が主導し、コア委員の山田 萌恵子氏と今野 圭梧氏が運営を支援しました。また、東北地域代表の髙橋倫平氏が、東北のNPO「MACHITOKO」を通じてロジスティクス面を担当しました。チームの連携と細やかな配慮により、参加者にとって意義深く、学びの多いプログラムとなりました。
クロージングの振り返りセッションでは、参加したアラムナイから多くの気づきが共有されました。
中圭太コサシ氏は、「森山さんが『復興とは元に戻すことではなく次の文明を先取りすることである』と言われていたことが印象に残った。ただ災害前の姿に戻すだけではその後地域社会が持続していけるとは限らないと気づいた。」と語りました。
多くの参加者にとって、この経験は「レジリエンス」とは単なる政策や復旧の枠組みではなく、人々の物語や関係性の中にあるものであるということを改めて実感する機会となりました。訪れた土地で出会った人々の顔や声が、参加者の心の中に残り続けていきます。
主催者は、このような経験を今後も継続し、将来的には毎年開催される機会として、災害を経験した地域から直接学び、次の行動へとつながる関係性を育む場へと発展していくことを期待しています。

