TOMODACHI Boeing Entrepreneurship Seminar 2025 最終発表会

2025年12月7日、TOMODACHI Boeing Entrepreneurship Seminar 2025の最終発表会がボーイングジャパン本社オフィスで開催されました。本プログラムは全国の高等学校・専門学校・高専・大学・大学院の学生を対象に、起業家精神とリーダーシップを育成するもので、今年で第15回を迎え、STEM分野に特化した内容に刷新されました。
今年は9月のハッカソンを経て、参加者は少人数チームで課題解決型プロジェクトに挑戦し続けてきました。各チームにはメンターの支援もあり、最終発表会では3分間のプレゼンテーションの後、プログラムを通じた学びや成長について発表し、さらに審査員との質疑応答を通じてプロダクトの価値や社会的意義を議論しました。
審査員およびスペシャルゲストには、ボーイングジャパン社長のエリック・ジョン氏をはじめ、AE VenturesやBoeing Ventures関係者、米国大使館 商務部・国際貿易局の代表者が参加。国内外のプロフェッショナルから直接フィードバックを受ける貴重な機会となりました。

最終発表会で授与された賞は以下の通りです。
- Best Overall:”Wild Spot — Your Adventures in Neighborhood”
子どもから大人までを対象とした教育向けプロダクト。生物多様性への貢献やグローバル課題解決の可能性、技術的実装の高さが評価されました。 - Product Award:”Smart Patients — Empower patients with knowledge”
医療分野の課題を解決する実用的なアプリ。B2B・B2C双方に価値を提供し、デモを通じて医療情報の消費者への有用性が高く評価されました。 - Team Award:”Stera — The Alarm That Sees Your Day”
遠隔でチームワークを重ね、ハッカソン時のアイディアを発展させながら、最終発表会ではメンバー構成が変化しても優れた発表を実施。メンタルヘルスと睡眠に関する課題提起が評価されました。 - Presentation Award:”TomoMeet – Real connections made easy”
対面イベントでのネットワーキングを効率化するアプリ。名刺交換プロセスを改善し、基本機能の有効性と日本・米国での実用性が高く評価されました。
Global Impact Award:”Poco Trip – Side Trip Concierge”
旅行体験の効率化と改善に取り組み、ユーザーのニーズに即した問題提起が評価され、ムードに応じた革新的なレコメンデーション機能が特に高く評価されました。

また、今後の米国研修に派遣される3名の学生も発表会で紹介され、選抜者はプログラムを通じた成長やチーム・プログラムへの貢献を総合的に評価して決定されました。3月にシアトルを訪問する予定です。
参加者の田上満喜氏は、「技術的な実現可能性と社会課題解決としてのストーリー性のバランスを取ることに最も苦労しました。チームメンバーの多様な意見を取り入れる中で、技術的に高度なものが必ずしもユーザーにとっての正解ではないことに気づかされました。議論が平行線になった際、互いの意見を否定せず可視化することで、チームの方向を導き出せたことが大きな経験となりました」と振り返りました。
本プログラムを通じて、参加者は技術力だけでなく、協働の価値や自己表現・コミュニケーションの重要性を実感しました。短期間で得た経験と学びは、今後の学業やキャリアにおける大きな糧となるでしょう。

