TOMODACHI-Dow Women’s STEM Leadership and Research Program 2025-2026:10名の新規参加学生とともにオンラインプログラムが始動

TOMODACHI-Dow Women’s STEM Leadership and Research Program 2025-2026プログラムが、10名の新しい参加学生を迎え、スタートしました。
本プログラムは、日本の大学で理工系(STEM)を専攻する女性の学部生10名を対象とした、約5週間の研究インターンシッププログラムです。教育の公平性を推進するとともに、日本のSTEM分野における男女格差のさらなる縮小を目的としています。テキサス州のライス大学によって運営・実施され、参加学生は大学の研究室に所属し、最先端の研究活動に取り組むとともに、アメリカの高等教育システムを体験します。また、米国人学生との協働や交流、キャリア探索の機会を通じて、英語力の向上や米国文化への理解を深めていきます。
11月から開始したオンラインセッションでは、ライス大学の教員やリーダー学生とともに、アメリカの大学や研究での環境に必要なアカデミックコミュニケーション、プレゼンテーションスキルの基礎を学び、事前準備を進めています。STEM分野を専攻する学生とのピアラーニングや、少人数でのディスカッション、インタラクティブなセッションを通じて、実践的な学びが行われています。参加学生たちは、研究活動だけでなく、異文化環境で主体的に学び、自らの考えを適切に発信する力を養っています。
参加学生の一人である黒田楓氏は、次のように期待を語っています。
「アメリカでの生活やキャンパスライフを通じて、多様な価値観を持つ人々と交流できることを楽しみにしています。ライス大学での学びを通じて、AIと医療分野の融合に関する新しい視点を得て、今後の研究をさらに深めたいです。また、理系分野における女性の視点は、研究や社会に多様性をもたらす重要な要素だと考えます。私は、技術革新だけでなく、公平性や汎用性を重視する視点を持ち、医療AIの開発において『誰もが安心して利用できる技術』を追求したいです。」
引き続き、オンラインでの事前研修やオリエンテーションを経て、参加学生たちは2026年2月にアメリカ・ヒューストンへ渡航し、ライス大学でのリサーチインターンシップを開始します。現地では研究活動に加え、セミナー、文化交流、NASAの訪問など、多角的な学びの機会が用意されており、ダウ・ケミカル社ヒューストンオフィスにも訪問予定です。

