「2025年米日カウンシル年次総会」にてTOMODACHI地域フレームワークワークショップを開催しました

2025年10月14日、日米のTOMODACHIアラムナイ地域フレームワークの代表とコア委員会メンバーがハワイのカピオラニコミュニティカレッジに集まり、ワークショップに参加しました。日頃各地域で活躍する地域代表ら15名は、これまでの地域イベントの成功体験や課題の共有、今後のUSJCの地域拡大やTOMODACHIとUSJC間の連携を見据えた意見交換を行いました。
ワークショップは、カピオラニコミュニティカレッジ学長のタカバヤシ・ミサキ氏の挨拶から始まり、その後アイスブレークへと移りました。アイスブレイクではシャレードと呼ばれるジェスチャーゲームを楽しみました。各チームのパフォーマーは身振り手振りでお題の言葉を表現し、他のチームメンバーは協力して正解を目指しました。参加者間の緊張がほぐれたと同時に、言葉を用いないコミュニケーションの価値をみなで共有することができた瞬間でした。
ワークショップは2部構成となっており、前半は各地域の代表およびコア委員会メンバーがこれまで開催した中で最も成功した・印象的だったイベントをギャラリーウォーク形式で紹介しました。また、そのイベントを通して何を学んだのか、それを通して気づいた今後の課題は何かについて考えを深めました。各地域のイベントはプロフェッショナルなものからカジュアルなものまで多様であり、今後のイベント企画の参考になるものばかりでした。各地域のアラムナイのニーズを考えてイベント計画を練ることの大切さやイベント集客時の実践的な工夫を共有し合いました。
後半は米日カウンシル・宇多田カオル氏によるUSJCおよびTOMO-KINに関する説明の後、USJCの今後の地域拡大について、グループに分かれて意見交換を行いました。まず、現在USJCとTOMODACHIの連携がより見られるアメリカ側の地域代表が各テーブルに1人割り当てられ、そこに日本側の地域代表2-3人ずつが加わりました。アメリカの各地域におけるUSJCメンバーとTOMODACHIの関係性やUSJCとのコミュニケーションの取り方、コラボイベントの企画などについて、アメリカ側の地域代表が日本側の地域代表に紹介しました。日本側の地域代表からも、USJCとTOMODACHIのニーズの合致性やUSJCと連携することの利点などについて、たくさん質問が挙がりました。最後に、意見交換を経て学んだことを全体で共有しました。2022年TOMODACHI Toshizo Watanabe Leadership Programアラムナイで、現在TOMODACHI地域フレームワーク北海道地域CCを務める塚田桃子氏は、「まずはTOMODACHIのことをUSJC側に知ってもらうために、USJCのイベントに積極的に参加するなどして、対面でのコミュニケーションを図っていきたい」と述べました。2023年TOMODACHIカケハシ イノウエ・スカラーズプログラムのアラムナイで、ハワイ地域代表のマックス・マルムードは、「USJCの豊富なリソースや人脈を生かしたコラボイベントを企画することで、地域のTOMODACHIアラムナイに還元したい」と述べました。2018年TOMODACHI MetLife Women’s Leadership Programのアラムナイで、現在TOMODACHI地域フレームワーク中部北陸地域代表を務める佐田栞氏は、「USJCとの連携を効果的に進めていくために、まずはUSJCメンバーとつながるための第1歩を踏み出したい。そしてUSJC側に助けを求めるだけでなく、ボランティアやデジタルマーケティングを通じて、自分たちも手助けを提供したい。」と振り返りました。
本ワークショップを通して、各地域代表が、各地域のTOMODACHIアラムナイのニーズを第一に考えて日頃からイベントを企画していることや今後USJCとの多様な形での連携を目指していることを確認し、普段は日本とアメリカ各地域で物理的に離れた場所で活動しているものの、見ている方向は同じであることを改めて感じました。

