Building the TOMODACHI Generation: Morgan Stanley Ambassadors Program、米国研修と帰国報告会を実施
2025年8月3日から19日にかけて、「Building the TOMODACHI Generation: Morgan Stanley Ambassadors Program」がワシントンD.C.で開催され、日本の大学生9名と米国の大学生6名が参加しました。プログラムは、講義、施設訪問、パネルディスカッションおよび経験豊富な専門家との対話型セッションなどで構成され、日米両国における社会課題に対処するために市民社会への理解を深め、セクター横断型のパートナーシップ強化について学ぶことを目的としています。
プログラムの第1週目は、政府機関、非営利団体、企業の財団など、多様なセクターのリーダーとの講義、パネルディスカッション、対話を通じて構成されました。参加者は、Washington Tennis & Education Foundationや米国議会議事堂、日米経済協議会、NBCニュース等を訪問しました。第2週目は、参加者が3チームに分かれ、日本が直面する社会課題を解決するための革新的な市民社会プロジェクトの立案に取り組みました。このプロジェクト活動と並行し、参加者は、リーダーシップ、社会起業家精神、人脈作り、パブリックスピーキング、サーバントリーダーシップに関するワークショップにも参加しました。プログラムの最終日である8月15日には、審査員に向けてプレゼンテーションを行いました。1つ目のチームは日本の政治における女性の参画を促進するプロジェクト、2つ目のチームはSTEM分野での女性の活躍を促進するプロジェクト、3つ目のチームは高齢者と地域社会の繋がりを強化するプロジェクトを提案し、審査の結果、STEM分野での女性の活躍を促進するプロジェクトを提案したチームが優勝しました。
8月19日には、日本の参加者がモルガン・スタンレーの東京オフィスを訪問し、報告会が開催され、米国からもオンラインで複数の学生が参加しました。参加者の一人である津田塾大学の遠畑絵梨香氏は次のように振り返りました。「このプログラムを通して、異文化理解の可能性を見出し、『不可能なことはない』と信じられるようになりました。プレゼンテーションで私たちのチームは1位を獲得することができましたが、それは誰か一人の力ではなく、まるでパズルのピースのように、全員が協力して取り組んだからこそだと思います。将来は、このプログラムで学んだことを活かして、貧困下にある子どもたちを支援するソーシャルビジネスに挑戦したいと考えています。」報告会では、モルガン・スタンレー 日本オフィスのチーフ・アドミニストレーティブ・オフィサーであるデイビッド・リチャーズ氏(マネージング ディレクター)によるファイヤーサイドチャットも行われ、企業指針の紹介や、日米間の二国間関係の重要性についての見解、さらには、今後グローバルな視点を持つ若者が貴重な人材になりうることを強調し、帰国直後の参加者たちを激励しました。また、報告会の最後には、モルガン・スタンレー社員とのネットワーキングの機会も設けられました。閉会の挨拶では、モルガン・スタンレー 日本オフィス社長室の小池梓氏(エグゼクティブ ディレクター)が、心を開き好奇心を持ち続けること、自分自身を理解すること、自分自身に忠実であることという3つのメッセージを学生に送り、会は締めくくられました。