TOMODACHI住友商事奨学金プログラム、帰国した11期生がプログラムでの学びを報告
2025年7月8日、TOMODACHI住友商事奨学金プログラムの帰国報告会が開催され、奨学生と関係者が参加しました。
報告会では、2024年秋から2025年夏まで交換留学生として米国に留学した10名の第11期生が、留学先での学びや経験と、今後それをどう活かすかについてそれぞれのテーマに基づき英語で発表しました。
「Plans to Give Back to the Communty(コミュニティにどう還元するか)」というテーマで発表した九州大学の入尾野智紀氏は、自身が留学初期に英語で苦労し孤独感を味わいながらもあきらめずに乗り越えた体験を踏まえ、次のように話しました。
「(本日伝えたいメッセージは)『If I could do it, so can you.(自分にできたのだから、皆さんにもできます。)』(中略)当時の経験は、教室での学び以上のことを私に教えてくれました。そして今、その学びを次の世代に伝えたいと思っています。留学をためらっている学生はたくさんいます。孤独になること、失敗すること、理解してもらえないことへの恐れがあるからです。(中略)だからこそ、ただ良い面を伝えるのではなく、正直に困難についても共有することで、私は次の世代を支えられると信じています。(中略)成功体験だけでなく、本当のつながりと共通の経験を通じて、他の人を支えるというリーダーシップこそが、TOMODACHIが推奨するリーダーシップのかたちです。このプログラムは、私に成長の機会を与えてくれました。かつての私のように、一歩踏み出そうとしている人たちが、勇気と自信を持って前に進めるよう、今度は私が支える番です。」
報告会では住友商事株式会社 代表取締役 社長執行役員 上野真吾氏と米日カウンシル―ジャパン 代表理事 髙田ヘンリー聖一氏が登壇し、プログラムを終了する第11期生と新たに選抜され帰国報告会に出席した第12期生それぞれに激励の言葉を送りました。
報告会に先立ち、7月7日には第11期生と第12期生が合同研修に参加しました。グループワークを通じてリーダーシップスキルを学び、自身が大切にしたいリーダーシップスキルについて考えました。また、本プログラムでメンターを務める住友商事株式会社社員の皆さまを交え、グループで自身が大切にしていきたいリーダーシップスキルについて話し合いました。プログラム参加および米国留学での経験を通じ、将来日米の懸け橋として活躍する次世代リーダーとなることが期待されます。