TOMODACHI NAJAS 草の根交流プログラム、サンアントニオの高校生が姉妹都市熊本を訪問
2025年6月14日から22日、TOMODACHI NAJAS 草の根交流プログラム-サンアントニオ・熊本が開催され、テキサス州サンアントニオの高校生4名が姉妹都市である熊本県熊本市を訪問しました。
プログラム中、参加者たちは熊本城、水前寺成趣園、阿蘇山カルデラなど、熊本を代表する名所を巡り、地域の歴史や文化について学びました。これらの体験は、現地の人々との交流において会話のきっかけともなり、相互理解を深める貴重な要素となりました。
また、熊本市内の中学校、高校、大学も訪問しました。中学校では複数の教室を回り、生徒たちと廊下や教室内で英語と日本語を交えた会話を楽しみました。高校では、放課後のクラブ活動に参加し、書道部ではうちわに好きな漢字を書いたり、太鼓部の演奏を鑑賞した後に一緒に演奏を体験したりと、日本の学校文化を肌で感じることができました。大学訪問では、サンアントニオ市の大学と連携した留学プログラムについて学ぶ機会もあり、日本での進学に関心を持つ生徒も現れました。
参加者の一人はプログラムを振り返り、次のようにコメントしました。「このプログラムを通じて、新しい人々と実際に出会うことができ、さまざまな方とつながりを持ち、その方々の仕事や家族、文化について学ぶことができました。将来を見据える中で、日本で学びたいという思いや、日本の文化や言語についてもっと知りたいという気持ちがこれまで以上に強くなりました。この旅を通じて、日本での進学という目標がさらに明確になり、確固たるものとなりました。このプログラム、出会った人々、そして日本での体験は、私にとって永遠に忘れられない素晴らしい思い出です。」
さらに、プログラムの一環として、参加者たちは熊本市内の家庭でホームステイを経験し、日常生活を共にしました。家族構成も年齢層もさまざまなホストファミリーと日本語や英語で会話をしながら、地域の観光地にも足を運び、よりパーソナルで心温まる体験をしました。ある生徒は次のように話しました。「本プログラムでは、本当に多くの優しい人々と出会いました。特にホストファミリーにはとても感謝しています。将来、日米関係に貢献できる方法をもっと探したいと思いました。」
ホームステイ後には、参加者同士で各自の体験を共有し合う時間が設けられ、地域の方々との食事の機会を通じて、多様な視点から日米関係や将来の可能性について考えるきっかけを得ました。このプログラムでの体験と学びが、参加者たちの今後の進路や日米の懸け橋となる活動へとつながっていくことを期待しています。