「TOMODACHI-Dow Women’s STEM Leadership and Research Program」2024-2025、未来のSTEMリーダーが米国での研究インターンシップに参加
2025年2月8日より、「TOMODACHI-Dow Women’s STEM Leadership and Research Program」の米国研修が実施されました。STEM分野を専攻する計10名の日本の女子大学生が、テキサス州ライス大学にて約5週間の研修インターンシップに参加しました。
渡米に先立ち参加者たちは、プログラムを支援するダウ・ケミカル日本株式会社を訪問しました。研究内容やプログラムで楽しみにしていることを一人ずつ発表した後、同社社員の皆さまとのQ&Aセッションの時間が設けられました。参加者たちは、進路やワークライフバランスなどについて、積極的に質問を投げかけていました。
現地到着後に始まった研究では、ライス大学の多国籍な院生や教授の指導のもと、参加者たちは最新の実験装置や技術を駆使して研究に取り組み、研究能力を高めるとともに、国際的な学術ネットワークを築く貴重な機会を得ました。平井美野里氏は、「ライス大学の研究施設の充実さに感銘を受けました」と語り、遠藤沙恵氏は、「実験装置の使い方を学んだり、グループミーティングに参加したり、毎日が充実しています」と述べました。大学生活においても、課外活動やフィールドワークを通じて現地の文化や社会に触れ、研究だけではなく、幅広い知識と経験を得ました。
特に、今年は在ヒューストン日本国総領事館主催のウェルカムレセプションにて、長沼総領事と領事館スタッフに温かく迎えていただきました。長沼総領事と参加者の間で、日米関係の課題やさらなる発展に向けた意見交換が行われ、参加者は貴重な知見を得るとともに、大変有意義なひとときを過ごしました。「これまでのキャリア設計において、日米関係という外交という視点を考慮することはなかったので、新しい考え方や見方を得ることができ、非常に貴重な経験を得ることができました」と、後藤夏南氏は語りました。レセプションには、ダウ・ケミカルヒューストン支社社員も参加し、改めて本プログラムへの支援に感謝の意を表しました。
2016年に開始した本プログラムは、今年度で9期生のアラムナイを迎えることとなります。プログラム参加者の更なる飛躍に期待が高まります。