Building the TOMODACHI Generation: Morgan Stanley Ambassadors Program、米国研修と帰国報告会を実施
2024年8月4日から20日にかけて、「Building the TOMODACHI Generation: Morgan Stanley Ambassadors Program」がワシントンD.C.で開催され、日本の大学生9名と米国の大学生5名が参加しました。プログラムは、講義、施設訪問、パネルディスカッションおよび経験豊富な専門家との対話型セッションなどで構成され、日米における社会課題に対処するために市民社会への理解を深め、セクターを超えたパートナーシップ強化について学ぶことを目的としています。
第1週目の8月8日には、「民間社会と民間セクターの関係を理解する」というテーマでパネルディスカッションが開催されました。モルガン・スタンレーよりガバメント・リレーションズのアン・ベイリー氏(エグゼクティブ ディレククター)が登壇し、現職やこれまでのキャリアパスについて、社会問題に対する見解を共有しました。また、ディスカッション後のQ&Aセッションでは、アメリカのホームレス問題やメンタルヘルス、また、ニューロダイバーシティなどについて活発な質疑応答が行われました。第2週目は参加者が3つのチームに分かれ、社会問題解決のための革新的な市民社会プロジェクトの立案を進めました。8月16日には審査員に向けてプレゼンテーションを行い、「Tokyo Truancy Initiative (Empowering Every Student, Every Day) (仮訳:東京不登校イニシアチブ(毎日、すべての生徒を支援する))」のタイトルで、東京における不登校問題をテーマにしたチームが優勝しました。
8月20日には、アメリカから帰国した日本の参加者たちがモルガン・スタンレーの東京オフィスを訪れ、報告会に出席しました。日本オフィスのチーフ・アドミニストレーティブ・オフィサーであるデイビッド・リチャーズ氏(マネージング ディレクター)によるファイヤーサイドチャットでは、急速なテクノロジーの発展に触れ、今後はグローバルな視点を持つ若者が貴重な人材になりうることを強調し、参加者たちを激励しました。その後、参加者はアメリカでの経験を振り返り、米国でのプレゼンテーションで優勝したチームが再びプロジェクトの発表を行いました。チームメンバーの1人は、「私はこれまで自分の殻に閉じこもっていました。教授からこのプログラムを通じてコミュニケーションやチームワークを学ぶように言われましたが、ワシントンD.C.での最初の数日間は、何もできませんでした。しかし、研修が終わりに向かうにつれて、人に頼っても大丈夫だということを学び、プログラムの仲間とコミュニケーション取れるようになりました。そして、自分の殻を破ることができたことに今はとても良い気分です。」と話しました。報告会には、アメリカからもオンラインで複数の学生が参加し、日本からの参加者と協力し、深い絆を築くことができたと語りました。報告会の締めくくりとして、モルガン・スタンレーのスタッフとのネットワーキングの機会が設けられました。さまざまなバックグラウンドを持つリーダーとの対話を通じて、参加者たちは今後のキャリア形成に胸を膨らませていました。