TOMODACHI住友商事奨学金プログラム、式典と研修を実施
2024年7月4日、「TOMODACHI住友商事奨学金プログラム」の帰国生報告会および授与式が開催され、奨学生と関係者が参加しました。
帰国報告会では、2023年秋に留学を開始し、2024年夏に帰国した10名の第10期生が、留学での学びと日米関係における自身の役割について、英語で発表しました。早稲田大学国際教養学部国際教養学科の清水琴乃氏は、留学以前からアメリカ合衆国憲法や人種的マイノリティと法の関係性について学んでおり、留学先のニューヨーク大学で専門的な授業を受けたり、弁護士でもある教授と話す機会を得たりしたことで、さらに興味が深まったと述べました。また、「インターンシップやプログラムの東海岸研修を通して、様々な人と出会い刺激を受けたことが、将来を考えるきっかけとなった。これからも人との出会いを大切にしていきたい」と語りました。
学生の発表を受け、住友商事株式会社 常務執行役員 サステナビリティ・DE&I推進グループ長 人材・総務・法務グループ長 江田麻季子氏、米日カウンシル―ジャパン 事務局長 池野昌宏氏がそれぞれの発表に対して講評を行いました。
続いて行われた授与式では、住友商事株式会社 代表取締役 社長執行役員 上野真吾氏と米日カウンシル―ジャパン 代表理事 髙田ヘンリー聖一氏が学生に激励の言葉を送りました。上野氏より証書が授与された後、今秋より留学を開始する10名の第11期生が、ひとりずつ英語で目標を発表しました。ワシントン大学へ留学し、国際安全保障などを学ぶ予定である早稲田大学法学部の井上雄太氏は、「国際安全保障や、多民族国家として多数の移民を受け入れ、様々な人種が共存しているアメリカにおける、人間の安全保障についての知識を深めたい」と述べました。また「異なる価値観を持つ学生たちの中でリーダーシップを発揮したい」と意欲を語りました。
翌日7月5日は、第10期生と第11期生が合同で研修を行いました。アイスブレイクで緊張をほぐした後、それぞれが人生で大切にしたいことについて話し合いました。その他、第10期生は自身の留学において楽しかったことや大変だったこと、アメリカ生活のアドバイスなどを第11期生に共有し、交流を深めました。また、第11期生は面談などを通して留学中のサポートを行うメンターと初対面し、留学への期待を語りました。アメリカ留学でたくさんのことを経験して、日米の懸け橋として活躍する人材となることが期待されます。