TOMODACHIサマー・ソフトバンク・リーダーシップ・プログラム2.0、 参加者がプロジェクト実践結果を発表
2023年12月3日、TOMODACHIサマー・ソフトバンク・リーダーシップ・プログラム2.0の報告会が宮城県仙台市内で開催されました。プログラムの参加者、関係者を含む約60名が会場に集まり、プログラムに参加した岩手県・宮城県・福島県の高校生16名・大学生1名の計17名が、カルフォルニア大学バークレー校(UCバークレー)での3週間の学びや、帰国後に参加者自らが起こしたプロジェクトの実践を通じての学びを共有しました。
本プログラムの目的は、参加者が市民としてのリーダーシップ能力を培い、それぞれの地域でのコミュニティでの変革を促進することです。参加者は、7月から8月にかけての約3週間、米国研修に参加し、UCバークレーのCenter for Cities + Schools(CC+S)が開発した学習方法Y-PLANに基づきカスタムデザインされたプログラムで、地域貢献とリーダーシップを学びました。社会起業家や現地の学生との交流を通じて、参加者が東北で取り組みたい地域課題に対してのアクションプランを考えてきました。
帰国後は地域メンターのサポートを受けながら、参加者の出身地や居住地など、縁のある東北各地で、それぞれのプロジェクトを実行してきました。報告会の発表では、参加者ひとりひとりが、自分のプロジェクトの内容、プロジェクトを企画・実行する中で感じた壁や、それをどう乗り越えたか、次のアクションをする時はどう乗り越えようとしているか、などを語りました。
(プロジェクト例抜粋)
- 地元福島で農作物を大切に育てている地域の廃棄を減らしたい。そのために、農業を体験し、農家を知った上で、食事ができるカフェを期間限定で実施(奈良輪彩夏)
- 東日本大震災を通じた防災についての教訓を、次の世代に繋げるために、いのちを守る活動を広げたい。将来の夢である保育と掛け合わせて、保育児対象の紙芝居と防災のハンドブックを普及させたい(岩槻佳桜)
- 音楽を通じて若者が集う場所をつくりたい(佐藤楓)
各参加者の発表に対し、在札幌米国総領事館 広報文化外交担当領事 ボウ・ミラー氏、INTILAQ東北イノベーションセンター センター長 佐々木大氏から、それぞれフィードバックと激励の言葉が送られました。米国研修の企画・実施を担当するカリフォルニア大学バークレー校 教授デボラ・マッコイ氏も会場に駆けつけ、参加者一人一人に修了証が授与された後、ソフトバンクグループ株式会社 管理統括 サスティナビリティ部 及び ソフトバンク株式会社 コーポレート統括CSR本部 CSR企画統括部 統括部長 齊藤剛氏のご挨拶により、本イベントは閉会しました。
プログラムが修了した後も、参加者はそれぞれの地で、地域貢献活動を継続し、リーダーシップを発揮していくことが期待されます。