TOMODACHI Story Jam for Youth with Disabilities:障がいのある若者のアドボカシー・ストーリー・ビデオを祝福
「TOMODACHI Story Jam for Youth with Disabilities」に参加した10名がプログラムを修了
本プログラムは、9週間(9月~11月)にわたるデジタル・ストーリーテリングとユース・リーダーシップのプログラムで、障がいを持つ日米の若者10人が集まり、困難を克服した経験を分かち合いました。
本プログラムは、ノースロップ・グラマン社(NGC)の支援を受け、マサチューセッツ大学ボストン校のコミュニティ・インクルージョン研究所(ICI)と共同して実施されました。
プログラム参加生は、リーダーシップ経験とそれぞれの持つ魅力的なストーリーをもとに選出されました。参加者は、毎週ストーリー・ジャム・セッションに参加し、重要な課題に直面した瞬間や、その課題をどのように乗り越えたか、自分自身について何を学んだか、そしてその洞察や経験がどのように自分自身や地域社会の前向きな変化につながるかについて語り合いました。また、障がいを持つ語り手や擁護者を含む日米からのゲストスピーカーが、ディスカッションをより豊かなものにしました。
2023年11月2日(米国時間)/11月3日(日本時間)に行われたプログラム最終報告会で、参加者が作成した4分間のアドボカシー・ストーリー・ビデオを上映し、クライマックスを迎えました。参加者は最終報告会で、プログラムでの体験を振り返り、新しいリーダーシップ、ストーリーテリング、アドボカシーのスキルを今後どのように活かしていくかについて考えを共有し合いました。
TOMODACHI Story Jam for Youth with Disabilitiesで最も楽しんだことを尋ねられた畝本彩美氏は、「ビデオ制作の際、原稿を作り、参加者とストーリーセンターのスタッフの両方からフィードバックをいただいたことが特に楽しかった。自分にとっては平凡に思えるような経験やストーリーも、フィードバックを受けることで理解が深まり、より効果的に人に伝えることができるようになりました」と答えた。次いで、東海林直氏は次のように語りました。「私がこのプログラムで最も気に入っている点は、異文化交流を促進することに重点を置いていることです。居住地も文化も障害も、他の参加者とは異なるバックグラウンドを持つ私だからこそ、『包括的な社会とは何か』を自問することができました。このプログラムに参加しなければ、このようなグループに出会うことはできなかったので、この機会にとても感謝しています」。
また、ブリアナ・ライブルズバーガー氏は、プログラムでの経験を振り返って、次のように述べました。「ビデオ制作で最も困難だったのは、あらゆる段階で批判的になりすぎないようにすることでした。なぜなら、これは私にとって感情的な重みのあるストーリーだからです。私は各パートで、自分がすべてを描けているのか、すべてを思い通りにできているのか、何度も考え直しました。このプロセスは少し難しい時もありましたが、最終的には本当に楽しい経験になり、完成したビデオは、最高の結果をもたらしました」。
在日米国大使館広報官のブランディ・エバー氏は、イベントでの挨拶の中で、多様な視点を結びつけるストーリーテリングの力を強調しました。また、NGCジャパンCEOのオム・プラカシュ氏と米日カウンシルージャパン事務局長の池野昌宏は、語り手らが制作したインパクトあるビデオと障害者アドボカシー・メッセージに祝辞を述べました。